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暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2016年4月7日木曜日

暦とともに#158 清明

天地万物が清らかな明るさに輝く頃、清明。
きりきらと輝く晩春の節気を迎えましたが、桜が満開になってからは
すっきりしない天気がほとんどの関東地方です。
桜のピンクが透き通るように青空に映える日があまりないうちに、
最後を迎えようとしています。
「花曇り」という言葉がぴったりの今年の桜の景色ですね。
花曇り、は、俳句の季語でもあり、
桜の咲く頃の曇り空。花と一体になった白い空がどもまでも続く。
と歳時記には書かれています。
ソメイヨシノは薄い 薄いピンク色。背景の色で随分と違って見えます。
今年は「桜ってこんなに白かった?」思うほどですが、
季語から語意を知ると、それも美しい景色と改て感じられるのが不思議です。


夜桜は雪のようで降ってきそう


家の前の桜並木に1週間ほどはライトアップをして、夜桜を楽しみます。
暗い夜空に浮かび上がる桜は牡丹雪のようでも。
そして・・・
いよいよ桜も終わりに近づくと、季節が少し進んだような気持ちになりますね。
春爛漫の花、遅れてくる春の花、次くる季節の花、
いろいろ交じる時季ならではの花を生けて楽しんでいます。



大好きな山の花。これからが春かな
二輪草

今年もベランダでたくさん咲いた春の花木
黒椿

こちらはツツジを盆栽仕立てにしてみました
初夏の花の木ですね

大好きな芍薬とクレマチス
やってくる初夏の花


八重桜が咲いて、ハナミズキ、そして新緑の季節に向かいます。
季節が入れ替わっていく頃は、次の季節の花が芽吹いてきますので、
ワクワク、またまたテンションが上がってきます!
飽きることなく花を生けてこれたのは、やっぱり自然の恵みだからだな・・・。
晩春の頃、散る桜を見ながら、そんなことをしみじみ思ったのでした。

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