自分の写真
暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2020年8月26日水曜日

暦とともに#249 処暑 

暑い暑い8月の3週間でした。
週末にザ〜〜〜〜〜〜!!と大雨が降ったら、あれ?
と、秋の気配をちらりと感じられて、気がつくと「処暑」です。
暦って!!とやっぱりびっくりですね。
8月は教室はお休みで、ボチボチと秋から冬の仕事の準備をしてました。
そして暑さが収まってきた月末、少しずつ、
また年末までシフトを上げていく時期になりました。
コロナでどうなるのか?とやっぱり不確定な感じがありますが、
案外、いつもの感じと変わらずに、なのかな?と思いつつで、ありがたいです。
日常も、いっ時よりは出かけることも増えたかも。
もちろん出来るだけの用心や準備はしてますが。
映画館は一席あき。美術館は予約がメイン。行ってみると、安心な感じです。
そして、やっぱりリフレッシュになるし、大切な時間です。
ドキュメンタリー映画、気になっていた展覧会など楽しんできましたよ!








北鎌倉のgallery蓮依さんへ、生け込みの仕事にも行ってきました。
山本亮平・ゆき展「無心のうつわ」
いくつかの花器に生けさせていただきました。
花を生けるときは私も「無心」です。
そんなことを考えて、素直に素直に、生けました。







花生けは、本当に楽しい、幸せな時間です。
なくてはならない時間、事、、、案外出来ているではないですか?!
どんどんなんでも大丈夫、としてはいけないけれど、
マイペースで、マイフェイバリットで、いい感じで深呼吸して、健康で、
日々に感謝して、秋からも頑張ります!!

2020年8月8日土曜日

暦とともに#248 立秋

 えっ!!立秋ですか?!
今年初の猛暑日と立秋が同じ日にやってきました。
梅雨が長くて、すっかり忘れてましたが、やっぱり夏は暑いですね。
夜も寝苦しくなってきて、熱中症に注意です。
切り花の仕事以外に時々、庭の仕事をご依頼頂きます。
ここ2、3日も植栽をさせて頂いているお客様のところへ
手入れに行ったのですが、ものの1時間ほどで汗だく、
ヘロヘロで、こんなだっけ?と。
久々の暑さに慣れるまでちょっと時間がかかりそうな?です。
そして、7月にひと段落したテラスの植栽の仕事を思い、
雨でドロドロではありましたが、
「あ〜、7月中に終えれて良かった!」とつくづく。笑。
自分的にはお気に入りの仕上がりで、ちょっとご紹介します!

マルバノキ
センターにマルバノキを配置しました。
ジンチョウゲはカフェオレ色のグラスと合わせて、
洋風に仕上げました。

ブルーベリーは2本で実付きを良くします。
早速摘んで召し上がってくださってます!

グラスは背の高いポットに。ハーブは青いポットでアクセントに。

もう一本大きい木を。コハウチワカエデです。


もともと出来上がっていたテラスのリノベーション植栽と言う感じで、
10何年前からの植栽を少し変えたいとのご希望でした。
あるものを剪定、ダメになっているのを整理、古い土を交換して養生、
そして、いくつかの新しい樹木、草本を出来るだけ空いている鉢を使いながら、
大きい樹木には新しい大きい鉢を用意して、全体のイメージを変えました。
全体に南半球のネイティブプランツが占めていたのですが、
雑木、庭木を入れることで、柔らかな自然の景色になるようにしました。
「北ヨーロッパっぽいのが好き」「まとまりすぎない」などご希望を伺って、
既存のインテリアや小物などから、洋風でミックススタイルで、
ちょっとブロカントを意識して、選んだ植栽は、
今までの植物とも馴染良く、うまく仕上がってくれました。
庭の仕事は体力的には大変ですが、やっぱり楽しいな〜〜と、
ありがとうございました!

観れた!

そして、以前から観たかったドキュメンタリー映画が、
ちょうど無料配信してることを知り、観れました。
ジル・クレマンの庭のドキュメンタリーです。
「できるだけあわせて、なるべく逆らわない」が全てを語っています。
思想的、哲学的な内容で、色々と考える時間が必要なフィルムでも。
庭の仕事の後に、良いタイミングで観れました。
自然、植物、景観、生き方、色々とまた自分に問いながらですね。
できるだけ、と、なるべく、がとても意味を持っているなーと思いながら、
大切なことをまたひとつ教えられたような、映画でした。