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暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2016年2月22日月曜日

暦とともに#155 雨水

雪が雨に変わり、氷がとけて水になる頃、雨水。
芽吹きの季節がやってきました。
春一番が吹く頃でもありますが、今年は14日のバレンタインデーに、
嵐のように雨と一緒に、雨水を待たずに吹きました。
春一番は吹かない年もありますが、まだ寒い2月に暖かい強風が吹くと、
「ああ、春一番の時季なんだ〜」と、ちょっとホッとして嬉しい気持ちに。
本格的な春の訪れはまだちょっと先ですが、
びっくりするくらい暖かい日があったりして、確実に春の気配を感じたりします。

そんな暖かいある日に、小金井公園に行ってきました。
江戸東京たてもの園で、前川國男邸を観て盛り上がり、
ちょっとテーマパークのような下町中通りでうどんを食べて、
あとはのんびりブラブラ自然の中で深呼吸。
自然好きの友人と、おしゃべりしながら、木や草や花を見て歩きました。
日常の些細なことや、ちょっと先の小さな夢なんかを話して、
過ぎるのどかな時間はかけがえのないものです。
友人も私も数年前より当たり前だけど年取って(笑)、
何もないけれど自然の中にいるだけで十分幸せなことに感謝!
そんな楽しい遠足時間でした。


これを小さくしたような小屋が夢!

下町中通りは昔のお店が並んでいます

オオイヌノフグリ見つけた

青い空に白梅がひときわ映えています


思っているより東京にはたくさん自然がありますよ。
遠くて大きな自然と近くの自然、どちらも大切。
ぼちぼち雪解けの季節ですね。



2016年2月7日日曜日

暦とともに#154 立春

立春まであと少しの1月最後の土曜日、雪予報にハラハラしながら、
久しぶりにウェディングパーティーの花をご用意させていただきました。
朝方まで雨が降り、その後は曇りから薄日も射す1日になり、
お二人や囲む方々のパワーの賜物だ!!と。
私も無事に晴れの日に花を飾らせていただき、良き日になりました。

会場は、世田谷の古い日本家屋をリノーベーションした一軒屋で、
年月を感じさせる昔ながらの庭も素晴らしく、素敵な空間です。
もうすぐ立春という「冬隣」な時季の景色にできればと、
早春の花木と球根花、草花を生けました。


受付の花

立食テーブルの花

玄関はこんなのです

ブーケは早春の球根花とハーブのナチュラルなものを


花木の枝は、愛知の水野さんから山採り辛夷と白文字を送っていただきました。
大好きなバイモユリも一緒に。
伸びやかな枝の力をいただいて、そのまま、そのまま、
対話をするように生ける。私にとっても至福の時間でした。

暦には春が立ちました。
新しい一歩を歩み出す、お二人に幸あれ!!