自分の写真
暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2012年8月23日木曜日

暦とともに#80 処暑

厳しい残暑が続いています。
『処暑』の字を見ると、暑さが収まる頃という意味ですが・・・。
早く字のように暑さが和らいでくれるといいですね。

それでも、ちょっとした事に夏の終わりを感じるようにはなりました。
蝉の声にツクツクボウシが現れたこと、暗くなるのが早くなったこと、
玄関先の水引が咲いて来たこと、小さい小さい変化。
長い夏休みがあるわけでもないのに、夏の終わりはなんだか寂しくなるなぁ。


大きな多肉’アーリーライト’と’エケベリア’


私はお店がないので、夏の切り花の仕事はちょっぴり少なくなります。
もうしばらくは切り花も、ベランダの花も無理せずに!なので、
暑さに強い多肉植物を飾ってみました。大きな多肉は花のような姿です。


そしてこの時期になると、秋から年末の仕事の準備をすこしづつ始めます。
実際の動き出しはもう少し後ですが、頭の中をグルグルし出し、
「モチベーションを上げなくっちゃ!!」というのが処暑のころです。


秋の布花の仕込み中!


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ひとつひとつ手作りします。
またお知らせします。





2012年8月7日火曜日

暦とともに#79 立秋

8月の7日、暦の上には秋が来ました。
とは言え、今日も真夏日の東京。まだまだ暑さは続きます。
「立秋」という節気に気づかず過ぎてしまいそう。
でも、立秋か〜〜、と思うと、「確かに夕べは良く眠れたな」
「朝気持ちよかったな」とか納得したり、ホッとしたり・・・です。

暑い毎日で、なかなか食欲が出なくて、さっぱり酸っぱいものに嗜好が行きます。
先日買った「タケハーナ」のレシピ集からオクラのピクルスを作りました。
オクラは大好きな夏野菜。
昨年はベランダで育ててみましたが、出来たオクラは大きく固かったです。
でも、花がすごくきれいに咲いたので、それが嬉しかったのを覚えています。



美味しそう〜〜〜!


オクラの花です


暑さが収まるまではもうしばらく。
夏バテに気をつけて、旬のご飯と旬の植物を楽しみましょう。

2012年8月5日日曜日

旅#10 北の自然へーその4:釧路湿原

北海道旅行から1ヶ月とちょっとがあっという間に過ぎてしまいました。
3泊4日の旅の後半は、憧れの釧路湿原です。
20年ほど前に湿原の中を鉄道が走るのを知ってから、いつか行ってみたい!
と思い続けていた場所です。
旅の最後のレポートは写真もいっぱい、長くなりますが、おつきあい下さい(笑)。

帯広をあとにして、車で4時間弱。ついに釧路湿原に!
泊まる所は塘路湖のそばにある”釧路湿原とうろの宿”というB &Bです。
旅を決めた時にインターネットで見つけて「ここ!」と直感で決めました。


フラードームハウスの建物です

5室ほどしかない小さなB&Bは、いい塩梅にほったらかしてくれます。
居心地がよく、また泊まりたい宿のひとつになりました!

夕焼けの湿原に間に合うかも!と、細岡展望台まで行きました。


展望台にあがる道


わお!!!!!!!!


幻想的です!


晴天ではなかったので、下の雲に隠れる頃にはすっかり暗くなってしまいました。
でも、夕陽の釧路湿原を見れて大感激でした。
帰りの道で撮った写真もなんとも幻想的。向こう岸の明かりが蛍のよう。


翌日は朝の5時から早朝カヌー!
あいにくの雨でしたが、全く問題なしで、大満喫。あっという間の2時間でした。
川の上で頂いたマフィンとコーヒーも最高〜〜〜〜。



水は澄んでいます


午後は鉄道で湿原を走ります。
夏の間は在来線とノロッコ号という汽車があり、時間が上手くあったので
ノロッコ号にオニギリ持って乗りました。


在来線よりゆっくり走ります

湿原の中を50分ほど、緑、緑、緑!!


最終日も緑、緑!

アイヌの方のガイドで早朝散歩


釧路湿原で今歩ける木道はここ温根内だけになってます。
大好きな木道を最後にしっかり歩いて来ました。



紫は菖蒲の花


続く木道


蛇行する釧路川


東京23区がすっぽり入る湿原は果てしなく、つかむには大きすぎる存在でしたが
展望台から、川から、汽車から、木道からと様々な目線で釧路湿原を楽しんできました。

静かにそこに息づく自然を感じ、忘れないように。
日々暮らして行く中で、
なにかの時にふと大きな自然があることを思い出せるように。旅はいいですね。