自分の写真
暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2019年2月24日日曜日

暦とともに#220 雨水

雪が雨にかわり、氷が溶けて水になる。草木が芽生える、雨水を迎えました。
面白いことに、ずーっと乾燥が続いていましたが、
雨水を迎えた19日頃から雨模様が増えてきましたね。
こうやって結構長く二十四節気ごとにブログを書いていますと、
ほんとうに!まさに!と思うことがほとんどで、昔の人の叡智には感服します。

2月は3日ほど少ない月で、あれよあれよと3月になってしまいます。
3月の声を聞くと、まだ寒い日も多いのですが、
タートルセーターはもう良いかな?ヒートテックのレギンスも?
ウールやダウンのコートも?なんて一気に春の気分に変わってきます。
生ける花もちょっとずつですが春色が入ってきて、
我が家も我が家なりに賑やかな景色になったりです。

ご注文いただいたギフトのアレンジも華やかに(私的な?笑)。
そしてその時の残った花を生けて楽しんでいます。


朱赤と黄色のボックスアレンジを作らせていただきました。
大人っぽく、華やかな春の景色に。

ポーラという八重咲きのチューリップ。
この色合いがなんとも素敵!

アカシアミモザは葉の出てきた枝ものと。

そして今年も忘れずに内裏雛を飾ります。
小さな黄色の山茱萸の花と柳の緑と。


カラフルでもパステルでもないけれど、ぎゅっと凝縮したような春の色を。
そんな色には、冬の間に貯めた息吹のようなものが詰まっているように思います。
雨水の頃、芽吹きの頃の私の花は、命がほとばしるようなそんな花です。

春が楽しみですね。
でもまだ2月の終盤ですから、油断も大敵!!
みなさんお風邪などひかないように。


2019年2月4日月曜日

暦とともに#219 立春

昨晩は節分で、今年も忘れず豆をまいて、
そして今日は驚くほど暖かい立春の日でした。
そんな立春の今朝、ちょっと気付いたと言うか、驚いたことがありました。
明日のレッスン用の花を仕入れに市場に出かけたのですが、
花市場はひと足早く春爛漫の景色です。
今日は暖かい朝だったので、花も膨らんでよりカラフル。
春の花がいっぱい並んでウキウキする景色なんですが、
なんだかその中でアップアップする自分がいました。
ちょっと一瞬胸焼けがしたような自分に「なんなんだ?」とビックリです。
「どうよ、どうよ!」と私に攻めてくる春爛漫の綺麗な花たち。
いろんなものに共通する「歌い上げているようなものが苦手」
というのが花にも感じてしまうようになったのかな?
年とともに地味(?)な方向に進んでいるのは確かかも?


そして帰ってからは、光が綺麗でしたので、
家に生けている花や残っていた花を整理して、生け替えて写真をとりました。



アブラチャンが咲いてきたのでお気に入りの水差しに

このゼラニューム、繊細で可愛いい!

藪椿は明日の花あわせレッスンの花材から



季節の枝や草花を、こんな風にかなり地味に飾っています。
これが今の私の花ですね。
市場での気づきは急なものではなかったのですが、
ちょっとの驚きと腑に落ちるような・・・・答えははっきり出ないのですが、
何か自分の今とこれからをまた少し感じた立春。
新しい春の朝でした。