自分の写真
暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2016年3月26日土曜日

暦とともに#157 春分

春彼岸、春分の日を挟んだ3連休を利用して金沢に出かけてきました。
去年の5月から習い始めた俳句教室の吟行旅行が メインイベント。
主催のBUKATSUDOを運営しているリビタさんの新しい事業、
share Hotel "HATCHi"のオープンにあわせてのイベントでした。
せっかくなので吟行の前日に金沢に入って、楽しむことに。
俳句教室の句友、イラストレーターの霜田あゆ美さんは、
ガイドブック「乙女の金沢」の装丁をされていて、金沢通!
一緒に前乗りして、あちこち楽しい裏(?)金沢を案内してくれました。


花屋こすもすの店主はなんと、なんと!
修行時代の同志にまさかの嬉しい再会!!

乙女の金沢の表紙の原刺繍は岩本清商店に飾られています〜

リトルモア時代に面識のあった岩本歩さんのご実家は桐工芸の老舗です
岩本さんはさしずめ「金沢の街のキュレーター」ですね!

旬房さかいの焼銀杏
なにもかも美味しい金沢ごはんでした!

型染めの道具

型染め作家、山﨑菜穂子さんの作品
アトリエにお邪魔してきました


share Hotel HATCHi は北陸の作家さんのものを随所に取り込んだ
隅から隅までおしゃれで快適な施設です!

浅野川

兼六園の梅

城下町金沢は水が印象的な街でした


やっと行けた!行きたかった、鈴木大拙館


企画展は長蛇の列で諦めましたが、フリースペースを観てきました
こちらもやっと行けました!


ざざっと写真を並べてみましたが、伝えきれない!
旬房さかいをはじめ、HATCHiのダイニング、甘味つぼみなどなど
美味しい〜〜〜〜!!ものもたくさん食べました。
ちゃんと句会もしましたよ!!
そして、岩本さん、山﨑さん、こすもすの角島さんと嬉しい再会もたくさん!
2泊3日、ギュギュッと楽しいがいっぱいの吟行&旅行でした。
自然と街が近い金沢、素敵な街ですね。




2016年3月12日土曜日

暦とともに#156 啓蟄

啓蟄という言葉を知ったのは何年前でしょうか。
毎月、その月の行事などをピックアップした囲み記事が入る
暮らしの花の連載をやらせていただいていた時に、
「3月ってなんでしょうね〜〜?」なんて打ち合わせをしながら・・・
行事の本や、歳時の本やらを編集者とめくっていました。
3月なので「春分」がポピュラーですが、もう少し何か小さいの・・・
なんて言ってたら、「啓蟄はどうですか?」と提案してもらったのが最初です。
辞書を引くと
「二十四節気のひとつ。冬ごもりをしていた虫が穴からでてくること」と。
たしかにちょっと春めいてきて、何かむずむずしてくる頃だな、
そんな風に思いながら、ページを作った覚えがあります。
そして、この啓蟄がきっかけで、二十四節気が自分の花の中心にくることに。


ふきのとうが地面を割って咲き出しますね

早春の花木も芽吹いてきます


そして花を通して、生活の中でも二十四節気を感じ、
身近な小さい季節の変化や、自然をより楽しめるようになったと思います。
知ってたこと、新しく知ったこと、先達の暮らしの豊かさに感心しきりです。
そして、そこからなのか?ですが、季語というものを楽しむ俳句を習いだしたり。
花から植物、自然へ。そこには私の生活の核があるように思うこの頃、
しみじみと、いついつまでも花を生けていけますように、と願っています。


俳句の先生のイベントに行ってきました!
日本語って素晴らしい!!

見逃してしまった映画を再映で観てきました
自然へのオマージュ

花以外でも、やっぱり自然とリンクしているものに惹かれます。
自分も自然の一部であることを忘れずに、また花を生けようっと!
気づけば7年目に突入していた「暦とともに」に、そんなことを考えた日でした。