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暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2017年9月25日月曜日

暦とともに#190 秋分

秋彼岸も過ぎたらめっきり秋らしくなってきました。
秋分は文字通り秋の真ん中です。
が、実感は「秋の入り口」秋の始まりですかね。
秋分で昼と夜の時間がちょうど半分になり、
冬至までは少しずつ夜が長くなっていきます。
気がつくと、日が落ちるのもすっかり早くなってきていて、
夕方はちょっと気ぜわしくなってきましたが、夜長と思えば楽しいのも面白い。

秋分の日に、鎌倉山集会所で行われた森田真生さんのお話会に行ってきました。
独立研究者の森田さんのお話を伺うのは3回目です。
淀みなく3時間ほど話し続ける森田さんは
数学を幹に枝葉を広げいろいろな事を話されるのですが、
ふとした所で今自分が考えていた事のキーワードが見つかり、
毎回爽やかな風にあたったような、気持ちよさを感じます。
初めての時はただただ圧倒されたような所もなきにしもあらずですが、
今回は少しゆっくりと伺えたように思います。
「私(わたくし)する=I-ing 私を深める、広げる心を育てる。
 心を降り立たせる場所を作る」という言葉が特に響きました。 


森田さんの児童書を購入

サインをしていただきました
清く、深く!


そして、夏はお休みした野山の花の会を9月は1回ですが開きました。
私も生けて楽しみました。


お彼岸に彼岸花で秋色を透明感いっぱいに

黄土色の器に 黄葉で秋を



生けて飾ると秋の佇まい。
一気に部屋の中も秋めいてきました!
私の「心降り立たせる場所」は、花を生けているところ、ですね。





2017年9月10日日曜日

暦とともに#189 白露

白露。
昔の人は、草木に降りた露が白く見えることを、
夏から秋へ移ろう時期の目印としたそう。
まだまだ残暑の頃、朝晩の空気にふわりと秋を感じるような頃に白露を迎えます。
今年は9月に入ってから思ったよりも涼しく、
「あらら、秋が来ちゃったよ!!」みたいなスタートでした。
晴れて気温が上がってもからりと爽やかで、空の高さにも秋を感じます。

スポイルされて過ごした8月から9月を迎え、
ちゃんと仕事できるかな?という不安もありましたが、
少しずつ回復し、皆さんのお手を借りながら、
ひとつずつゆっくりと仕事もできてきてます。
ひとつ何かが出来るたびに、ホッとして、ちょっと自信が出て、
また次のことをやってみようという気持ちになってくる。
負のスパイラルから抜け出て、そんな時期になりました。
体と心、心身はひとつなんだなぁと改めて思う毎日です。

9月の最初は久しぶりの「花あわせレッスン」からスタート。
まだ市場に仕入れに行くのが難しいので、
那須の池田さんに全面的に花をお願いしました。
せっかくなので私も久しぶりに生けよう!生けたい!で生けました。


お茶の炭入れかごに初秋の景色を

ブリキの花缶に素朴に


どちらも夏の名残りと秋の気配と。
少し黄色味を帯びた日の光に映える花になりました。
花を生けるのは、本当に楽しい。生けてまた元気になって、感謝です。


そして、今年も作りました。「花のこよみ」2018年度版完成!
少しテクスチャのある紙になり、陰暦の下に数字も入れて月をわかりやすく、
花の名前に加え器の表記もしました。


ポストカードになる12枚セットです!

いくつかのインテリアショップでもお取り扱いいただきます。
またホームページなどにアップしますね。
そして私の方でも直接販売いたします。定価¥1400+税で¥1512です。
ご希望の方はホームページのコンタクトからお問い合わせください。
お待ちしてます!!
秋は思いの外急ぎ足ですから、どうぞ存分に楽しんでください。