自分の写真
暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2017年2月27日月曜日

暦とともに#177 雨水

空から降るものが雪から雨に変わる。
氷が溶けて水になる。雨水を迎えました。
どことなく寒さの中にも春を感じる2月の終わりです。
春への期待が大きくなる頃ですね。

秋から年末はあまり出かける時間を作れないので、
年が開けてからの1、2月は、あれやこれやと出かけては、
なんやかやと忙しくなってしまうのが例年です。
今年もやっぱりそんな2月。
先だっての週末は、一度行きたかった「水戸芸術館」へ。
石川直樹さんの展覧会「この星の光の地図を写す」を観に行ってきました。
1990年代の初期作品から現在まで、見応えのある展示内容でした。


水戸芸術館のシンボルモニュメント
青空に映えてました

この写真が好き
自然と人の息づかいが感じられるから

なんともない日々の一瞬!!


夕暮れ間近の偕楽園にも寄ってきました。
広々とした空間ですが、梅の香りが一面に漂っていて、幸せな気分になりました。
やっぱりいいなぁ、花の木。


暮れなずむ中の梅もオツでした

橋の欄干が可愛かった
名前も可愛い「花追橋」


いつもと違う景色や、だれかの表現するものや、いろいろインプットして
また家に帰って花を生ける。そんなことを繰り返しています。


大好きな貝母ゆりを生けました

もうすぐやってくる早春の景色を思い描きながら、生けました。
さあ、あと一息ですね。

2017年2月8日水曜日

暦とともに#176立春

鬼は外、福は内〜〜と、今年も節分に豆をまき、
翌日には立春を迎えました。
お正月はもちろん1年の始まりで、節目ではありますが、
そこから間もない節分、立春はまた違ったかたちで、
私は妙に節目の気持ちが強くなります。
実際はまだまだしばらく寒さに我慢の頃ですが、
春というのは、何かがスタートするぞ!と、新しい気持ちになる季節ですからね。

そんな早春の頃に生ける花は、ひんやりとした空気と暖かな陽だまりと
相反するものが交わったような花。
楚々っと静かに咲いて、やってくる春を告げる花。


鉢植えから切って挿したクリスマスローズ

球根付きの原種チーリップは石ころと

竹カゴにフリチラリアと姫水木の枝



こんな花を生けると、部屋じゅうの空気が澄みわたってくるようです。
新しい季節にピッタリの背筋がしゃんと伸びる花。
やっぱり花が届けてくれるものは素晴らしい!!
春のきざしをすぐ近くに運んできてくれました。
あと少し、の寒さも頑張れるような気がします。