自分の写真
暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2018年7月24日火曜日

暦とともに#210 大暑

大暑!!の通りの暑さ、いやそれ以上の暑さです。
地球規模で高温なようで、どうなってしまうのだろう?
と思いながら、まだ7月末というのにもうヘトヘトです。

先週は熱中症になってしまいましたが、
回復した週末は、三島へ出かけてきました。
著書「花の教室」の編集を担当してくださった旧知の仕事仲間と
彼女の二人のお子さんに会いに行ったのですが、
ちょうどクレマチスの丘で「星野道夫」「藤田嗣治」の展示をやっていたので、
暑い中でしたがご家族と一緒に楽しんできました。


IZU PHOTO MUSEUM

ビュフェ美術館

駿河平自然公園



クレマチスの丘は駿河平自然公園と隣接していて、
自然と文化が共存する大きな自然園となっているような場所です。
星野道夫展は巡回展で、2度目の鑑賞になりますが、何度観てもオーケーです。
星野の写真、文章は何回観ても、読んでも、新しい気持ちを感じる事ができます。
藤田嗣治の方は、本の仕事にフューチャーされた展示で、
たくさんの本の装丁やらイラストを描いてたのを知る事ができました。
そしてどの作品もど直球で、ワクワクの内容でしたよ!
病み上がりでしたし、ちょっと疲れましたが、
観たかった展示を二つ観れて、会いたかった人たちにも会えて、
自然公園で緑も楽しめたし良い週末でした。



摘んできたように

緑のみが残るのですが、これも良し


家でも暑さに負けずにちょこちょこ花を生けています。
残った緑や、植え込みの花を剪定しつつ・・・暮らしの花は暮らしの一部。
酷暑、長い夏になりそうですが、植物と一緒に元気に頑張ります!!






2018年7月13日金曜日

暦とともに#209 小暑

7月に入り小暑を迎えましたが・・・・
早々に梅雨明けし、梅雨の戻りとか言いながらも真夏日が続く東京です。
小暑って??!!
こんなんじゃ大暑はどうなるの?と、すでにバテ気味の方が多いのでは?
私もそんな一人です。
そして仕事の方は冬に向かい、冬のリース制作をスタートしています。
あまりの暑さになかなかギアが上がらないなか、
まあここはぼちぼちと気になる展覧会に出かけてきました。

ひとつはエルメスのシネマの世界へ「彼女と。」です。
完全予約制の展示は”アクトレス”と”エキストラ”のどちらかを選びます。
アクトレスは1回に1人で、すぐに埋まっていましたが、
さすがにアクトレスの勇気もないし、エキストラで。
でも、いったいどんなだろう??と謎のまま展示会場に向かいましたよ。


シアターのような入り口!おされ〜〜

ムービーのセットができています。素敵!

憧れの真っ赤なMGは「彼女」の車。かっこええ!


作家が彼女を探して、たどり着くのは・・・・現実なのか?夢なのか?
みたいな話のセットがあり、その撮影風景に入り込めるような展示でした。
話は??としても(笑)、エルメスの夢の世界に入り込んで、
暑さの現実逃避にぴったりな時間でした。
しかし、無料!のエルメスの太っ腹に感服です!


そして、次は虎ノ門。
菊池寛次記念 智美術館へ「線の造形、線の空間」、竹の展示を堪能してきました。
”飯塚琅玕斎と田辺竹雲斎でめぐる竹工芸”
お茶の歴史とともに大切なものであったのだろう花籠の数々。
竹工芸としての歴史の中で生まれる
それはそれは見事なもので、人の手で作られる芸術に見入ってしまいました。


エントランスには篠田桃紅さんの作品も

階段ホールに竹のインスタレーション、壮大!


そして、家では夏らしく竹のカゴに花を生けました。
こちらは暮らしのカゴです。


緑道に植えている紫陽花を早めに強剪定したので
最後の残っている花をこのあと生けます

大分の竹作家、清水貴之さんの手提げかごです

竹のものはカゴ以外にも生活の中に結構あります。
ざる、箸、鬼おろし、箒、せいろや巻きすもかな?
青竹踏みももってます!笑
日本の誇れる竹工芸は、日本の暮らしに欠かせない生活道具でもありますね。
アートと暮らしと、同じ線の上にあるのかな。
ハレとケと、同じように。
そんなことを勝手に思って暮らしています。