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暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2018年10月9日火曜日

暦とともに#214 寒露

台風の季節もようやく終わりでしょうか。
今年はあちこちで甚大な被害がありました。
1日も早く穏やかな日常が戻ることを祈ってます。

寒露は秋の長雨も終わり秋本番になる頃、朝晩が冷え込んでくる時季、
冷たい露を結ぶ頃のことです。
あちこちに秋を見つけることができるようになりました。
私はと言えば、冬の仕事のいろいろが本格的になってくるころで、
家での制作作業も増え、コツコツと毎日を年末までの時期でもあり、
大きな行楽にはなかなか出れませんが、花を生けて秋を楽しんでいます。







上の二つは最近のニューフェイスの花器です。
兼子美由紀さんの陶器と吉田佳道さんの竹かご。どちらもとても素敵な器です。
新しい器がやってきたら練習というか、器の尺の感覚を知るために生けます。
お店などで見て「これは生けやすそう」と思っても、
実際に生けてみると「いやー、なかなか難しい」と思うものがほとんどです。
でもそういう器たちは、何回か生けて自分なりの感覚を掴んで、
器と仲良くなると、ぐーっと花を引き立てて、きれいな佇まいになって、
私の生活の一部のようにスーッと暮らしに馴染んでくれるようになります。
三枚目のは夏にやってきた三輪田釜の器です。
何回も生けてきたので、ずいぶん仲良しになりました!笑
花を生ける楽しみはそんなところにもありますね。
切っても切れない花と器、みなさんも楽しんでみてください。


おまけ。
最近観た映画です。
ヌーベルヴァーグの祖母と言われるアニエス・ヴェルダと
アーティストJRのアートロードムービー&ドキュメンタリーというのでしょうか。


あったかい、あったかい映画



日常の中に現れるアートが、少し芸術から遠いところで生きてる人達の中に
すーっと入って行く。そこに生まれる気持ちやそれぞれの誇りのようなもの
すべてをひっくるめて、アートっていいなぁと素直に感じられる作品でした。
そしてアートって特別なものじゃなくて、自分の中やそばにあるのですね。
花もしかり。自然もしかり。そんなことをまた思いました。