自分の写真
暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2020年9月28日月曜日

暦とともに#251 秋分

秋の真ん中、秋分。
実際は暑さが収まって、ようやく秋が来たな〜〜と 実感出来る、
秋の始まりのようなのが秋分の頃ですね。
先日またお世話になっている北鎌倉のgallery蓮依さんで花を生けてきました。
今回は韓国の作家さん、パク・ソンウクさんとイ・グミョンさんの
アートワーク作品に花を添えさせて頂きました。
毎回、作品とタイトルと器と、ご希望を伺って、自分のイメージとすり合わせて
大まかなというか、ぼんやりと言うか、青写真のようにと言うか、
輪郭を思い浮かべながら市場に出かけて花を選びます。
「天地讃歌」「天衣無縫」と言うタイトルと、お二人の韓国の工房の庭の写真から
自由で自然で、、、と想像して。
蓮依さんからは「自然の恵みに感謝したくなるような花」と頂いて。
そして当日の早朝の市場、なんと!!「あけび!」が目に飛び込んできました。
これよ、これ!と、思い描いていたちょっとぼんやりの輪郭に、
パーっと色彩が入ったようなそんな出会いです。


韓国のオンギという壺にたっぷりワイルドに生けました

こちらは庭の草むらのようなイメージで

こちらは足元に咲く野草花のイメージ


こんな出会いの日は「おお、私、持ってる?!!」と思わずにはいられない、笑。
一期一会で花を生けることが出来て、本当に幸せで楽しいです。
私はたぶん、花を特定するのではなくて、景色を思い描いくことからスタートする
そんな花生けがやっぱり大好きで、これからも大切にしたいことなんだと思います。


野山の花の会オンラインで生けました



花教室でも、春から始めたオンライン「花の会」で生ける時も
いつもそんなことを話しているように思います。
皆さんもぜひ、景色を描くように生けてみてください。
楽しいですよ!!




2020年9月13日日曜日

暦とともに#250 白露

夜の空気が冷えて、草木に露が降り始める頃。
朝の光に白く光る露のことを白露と呼んだそうです。
今年は残暑も厳しくて、まだそんな光景を見るのは難しいですが、
秋の気配を少しずつ感じられるようになってきました。

日中の暑さが残る9月の初めに、休み明けの花あわせレッスンが再スタート。
お届け&オンライン「花の会」もまたスタートしました。
今年もあと四ヶ月、なんだかびっくりしてしましますが、
年末までまた楽しく!を励みに後半をと思っています。


那須の池田さんから届いた花と市場の花と
秋らしい草花はまた魅力いっぱいです!

オンライン「花の会」1回目で生けました

こちらは2回目のオンライン「花の会」


アトリエレッスンとオンライン。
また、こうやって皆さんと季節の花を楽しめて嬉しい!
ひと月半空いたオンライン「花の会」で、ちょっとあたふたしましたが、
なんとか生けれてホッとしてます。笑、汗。
花を生けると、季節の変化がググッと感じられます。

そして、今年も作りました!!
「花のこよみ」2021、季節の花のカレンダーです。
今年はオンラインショップでも販売をいたします。
1年を季節の花と楽しんでいただけるカレンダーです。
使用後はポストカードにもなりますよ。
暮らしのお供にぜひ!よろしくお願いします。


バリエーションのあるカレンダーが出来ましたよ!

こんな風にピンナップもいかがでしょう!


カレンダーが出来ると、もう年末まですぐな気持ちになります。
でも秋本番もちゃんと楽しんで、季節を素通りすることなく感じて、
そして、希望のある新しい年へ向かって歩んで行きたいと思います。
さあ、植物とともに元気に参りましょう!!