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暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2019年3月24日日曜日

暦とともに#222 春分

春の真ん中、いよいよ本番、(実感は春到来!)の春分です。
春彼岸を迎え、我が家の前の桜並木もチラホラと花が咲いて来ました。
この桜並木の前に住んで、6年プラス21年の合計27年。
この土地では32年目の春です。毎年この季節には特別な感慨があります。
今年もここで桜を楽しめることが、自分の節目とご褒美のような喜びです。
「今年もありがとう!!」という気持ちでいっぱいに。

さてさてそんな春の最初に、ずーっと行きたかった名古屋に行って来ました。
ここ何年か野山の花を送っていただいている水野さんに会いに。


可愛い枝物〜〜〜

水野さんのブースだけ特別!!

朝の5時にホテルを出てタクシーで、中京花卉へ。
すのこ板が仲卸さんのブースで、いつもの大田市場とは全く違う風景です。
ちょっと朝市みたいな楽しさがあります。
中でも水野さんの場所だけが別世界のような花材のラインナップです。
ここで花を仕分けたり、売ったりされている横で、
用意してくださった小さな椅子に腰掛けて3時間ほど。
見ているだけで幸せで、とりとめもないお話をさせていただき、また幸せ。
あっという間に時間が経ってしまいました。
今年も4月から野山の花の会をはじめ、ワークショップや展示など、
いろいろお世話になりますよ〜〜〜!
順次、ご案内しますので楽しみにしてくださいね!!


名古屋に行ったら、行きたい!と思っていた家具のお店にも行って来ました。
とっても素敵〜〜なところ。



そして最初のお知らせは、今年もお世話になります!谷中松野屋さん。
5/19(日)に「初夏の野山の花生けワークショップ」を開催いたします。
今回は季節の花を投げ入れで楽しんでいただくことに。
もちろん水野さんの山の花もお願いしますよ。1日花屋もやります。
お申し込みは「谷中松野屋」さんにお電話、メールでお願いします。
私のホームページcontctから、私の方にでも大丈夫です。
ぜひ、新緑美しい季節の谷中にいらしてください。よろしくお願いします!


今回は投げ入れです!

詳細はこんなのです。


そして、昨年末、怒涛の毎日、こんな仕事をいたしました。
YKK APさんのドアカタログのスタイリングや植栽アドバイス、リースの監修など。
この後エンドユーザー向けの冊子も完成致します。
プランツスタイリストとしての充実の仕事でした。
そんなことも含め、またゆっくりご紹介させていただきますね。お楽しみに!


雑誌っぽいカタログに仕上がりました!

2019年3月8日金曜日

暦とともに#221 啓蟄

大地が緩まり、虫が這い出てくるころ、啓蟄。
虫に限らず、色々な生物が目覚めてくる季節で、
草木ももちろん、一雨ごとに新しい息吹があふれだしてきています。
いつも通る道、ふわりと良い香りに「ああ・・・」と歩を止めると、
いつもの場所に今年も咲いている、沈丁花。
この香りに出会うと「春だなぁ〜〜」と嬉しくなります。
花市場でもこの時期は少し切り花で出ていたりすると、
近寄って、大きく香りを吸い込んで深呼吸、そして買わずにはいられない!
大好きな春を運んで来てくれる花の木です。


蕾の頃のフューシャピンクも大好き!

星型の花が開くと、部屋中に良い香りに溢れます。



そして、草花も好きな山野草系が少しずつ咲き出す時期になってきました。
家の植え込みのものはまだ葉だけですが、市場で見つけた貝母ユリ。
これも必ず買ってしまう花です。
薄黄緑がなんとも爽やかで、うつむいて咲く姿にも弱い・笑。


鳴子百合と貝母百合、大好きな春の黄緑。


こんな風に繰り返し、繰り返し、30年ほど、花を生けてきたんだな。
同じようで、同じではない年月だということを噛みしめつつ、
また新しい春を、変わらない大好きな花と一緒に迎えられる喜びがあります。



オシダの根を水耕栽培中!


オシダの根というのを見つけたので、水栽培してみています。
日毎ニョキニョキ、ちょっと怪獣チックではありますが、まさに啓蟄の景・笑。
まだ寒い日もあったりですが、確実に春が近くに来ています。
次は春分。桜の季節がやってきますね!!


ここからは余談。
20年ぶりにやってきたエレカシ、マイブーム!

ロック!ロック!

で、YouTubeで色々見ていたら、ロック繋がりで色々勧めてくれるんですが、
ストーンズが来て、こちらもミックジャガーが好きだったわ!!と見てたら、
今度はジャニスジョップリン!
ついでに観たかったドキュメンタリー映画も観て、
そうだそうだ、この丸メガネに憧れたんだ!!と思い出し、



丸い眼鏡、作ろうかしら?!

そして、そうそう、思い起こせば高校時代。
ダイアンキートンに憧れて、眼鏡がかけたくて、夜な夜な読書して、
眼鏡をかけれるようになったんだ〜〜〜。なんてアホなことしてたんだろう。
もちろん最初の眼鏡は、ボストン!!


”ミスターグッドバーを探して”



花もなにもかも、結局好きなものは変わらないのだな。
脈略があるような?ないような?話しですが、なんだか私の心も蠢いていて、
そんなことに気が付いた2019年の春のはじめでした。