自分の写真
暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2013年12月25日水曜日

暦とともに#108 冬至

22日は冬至でした。
どんなにバタバタしていても、ゆず湯に入りカボチャを食べる、それだけは忘れずに。
明日からは陽が少しずつ伸びて春へと向かっていくんだよ、
「冬来たりなば春遠からじ」とひとりごちながら冬の真ん中を過ごします。


かわいいユズです


20日に発売されたリンネル2月号では、暦とともに暮らす色々をBook in Bookで
紹介させて頂きました。
私のなかで大切な「冬至」はこんなのです。

年を重ねたせいなのか、子どもも大人になったからか・・・クリスマスはちょっぴり。


シンプルにヒバをスワッグにして



12月は冬至、そしてお正月へと日本の暦とともに日々の生活は動いています。

でも、メリークリスマス!
そして、良い年末年始をお過ごしください!
ちょっと早いですが今年もたくさん、ありがとうございました!!


2013年12月10日火曜日

暦とともに#107 小雪から大雪へ

あれよあれよと言う間に暦が進んで行きます。
気がつけば師走も10日!!え、雪ですか?もうそんな・・・と
バタバタしてたら雪ふたつ一緒のタイトルに。あれれ。

今日、家での「花あわせ」レッスンが今年最後の回を無事終了しました。
12月はクリスマスレッスンということで、
ドライやプリザーブドフラワーを使いアレンジやリースを
皆さんに楽しんで頂きました。ありがとうございました!

今年のクリスマスシーズンはショップに並べて頂くリースも
プリザーブドフラワーをメインにしてチャレンジしました。
インテリア雑貨感覚で、色々なカラーのものを作りましたが、
数年前は自分がこんなにプリザーブドフラワーを使うとは想像してなかった。
今は、種類も豊富になり、使い方次第だと思っています。


シックなグレーとシルバー


鮮やかにワインレッドとグリーン

イメージをしっかり持って組あわせると、ドライにはない楽しみもあります。

そして、今シーズン最後にドライとフレッシュを作りました!


優しくナチュラルに


みずみずしくクリスマスを

プリザーブドフラワー、ドライ、フレッシュとそれぞれを楽しんで、
どれも自然のものからの贈り物だなとパワーをもらいました。
皆さんのドアや部屋を、自然の恵で飾れていると思うと嬉しい。
今年もたくさん作らせて頂き感謝、感謝!!

では、楽しいクリスマスをお迎えください!




2013年11月16日土曜日

暦とともに#106 立冬

10月の後半からリース作りが続き、気がつくと暦に冬がやってきてました。
ちょっと後手後手の暦とともにです。
急に寒くなり、秋の短さに寂しさを感じながらコツコツと手仕事。
行楽に出かけることもなく窓からの桜の紅葉を眺め、晩秋を楽しみます。

合間に生けたり、飾ったり。


コスモスで秋野原


ヘクゾカズラは置くだけで素敵


紅葉、実もの、小菊で秋満載


大好きな秋を名残り惜しんで、ホッとひといきの時間です。

2013年11月1日金曜日

暦とともに#105 霜降

露が冷気によって霜になり降りる頃、霜降です。
朝晩は少し寒くなってきて、ストーブを出そうか?なんて悩む2、3日。
一度付けちゃうと手放せないからな〜、と思いながら晩秋を迎えています。
いろんな所で樹々が色づき艶やかになってくる頃で、
紅葉狩りに出かけたいなと思いますが、仕事が繁忙期になる季節でも。

コツコツと手仕事をしながら、
家の窓から見える桜並木が色づくのを楽しみにする日々です。
ここに暮らして16年、
飽きることない窓からの景色にしみじみと自然の力に感謝、感謝。

前回ご紹介したワインショップの庭が完成し、10月25日にオープンしました。
飽きることのない景色が作れたかな?
めぐる季節を繰り返し、晴れの日も雨の日も、朝に昼に夕方、闇の夜、
どんな時もふわっと幸せになれるような景色を、
自然の力を頂いてお届け出来たら幸せです。


シンボルツリーはアメリカフウ
紅葉が始まります


夜の表情もおつですよ!


来春にはグランドカバーも育つよ


花を生けるのも、庭を造るのも、気持ちは一緒。「景色を描いて」。







2013年10月13日日曜日

暦とともに#104 寒露

暑さ寒さも彼岸までなんて秋分の時に言っていましたが、
寒露「露が冷気によって氷りそうになる頃」とはほど遠い10月の前半でした。
夏日も何日かあり、汗かき汗かき。
そんな中、10月の初めからスタートした庭仕事。
25日にオープンを迎えるフランスワインの専門店の裏庭。
お店で買ったワインをそのままお庭で飲んで頂けるようにと言うことで、
まっさらな場所を庭にする仕事をさせて頂いてます。

大きな庭仕事ですから、施工は友人の栗原造園さんにお願いしました。
それだけで大船にのった気分!
あんなのこんなの(笑)と言うのを、それ以上にいい仕上げにしてくれてます。

お店のイメージは「パリのカフェ」だそう。
庭は「パリの公園から郊外の畑、そして森へ」と繋がって行くイメージで提案。
うまく大人っぽいお洒落な洋風の庭に出来るかな!?


植えられる樹々です

草本&低木はこんなの


フェンスの8割とデッキが出来た所で、樹木を配置して植えて行きます。


いい感じ!!

今日は一人で下草を植えに行ってきました。
グランドカバーは分量が難しいです。
寂しいような、成長も考えないとですし・・・。
化粧砂利も入るので大丈夫かな?このくらいで。


ライトは古色のマリンライト


カラーリーフを入れてお洒落に


植え終わってデッキに寝転んで空を仰いでみたら、
抜けるような高い空に伸びる”アメリカフウ”と”白樺パープレア”。うっとりです。


イメージ通り!

庭はずっと成長していくので、完成はないものです。
私もまだまだ一緒に育っていかねば!と思いながら、
オープンに向けて、ひとまずの完成まで頑張ります。





2013年9月24日火曜日

暦とともに#103 秋分

秋の真ん中「秋分」です。
が、実際はようやく秋の入り口といったところですね。
中秋の名月も今年はお天気がよく美しく、お彼岸の連休も好天に恵まれました。
昼間はちょっと汗ばむような時季ですが、朝夕にはぐっと秋の気配。
けだるかった体も心も少しづつ元気になるように思います。

ぼちぼちと秋から冬の仕事の準備も始まりました。
まずは10月に学芸大学のBaden BadenさんでのHIPOTA個展「Embroidery Plants」
会期中、多肉とサボテンのポットを販売のお手伝いをします。
そのポットを制作中にちょこっと余ったサボテンを自分用に寄せ植え。
ぐい飲みにホコホコと毛糸がついたようなサボテンを植えたら
なんともほっこりと愛らしい姿になりました!


ちいさなサボテンの庭


そうだ花も生けよう。
去年の撮影で花を切って生けた「西洋ニンジンボク」葉が紫の素敵な品種。
花を切って残った苗を知人が庭で育ててくれてます。
「花が咲きました!」と切って届けてくださいました。
とっても嬉しくて、ニンジンボクも幸せだな〜〜とシミジミ。
赤い実と投げ入れて。
部屋に秋の景色を届けてくれます。


大人色のニンジンボク


大好きな秋、仕事柄、忙しい季節になりますが、おおいに楽しみたいです。
Baden Badenにて並ぶ多肉、サボテンポットはまた後日Facebookで紹介します。
可愛いのが出来ました。お楽しみに!!



2013年9月7日土曜日

暦とともに#102 白露

「暦とともに」を初めて5巡目でしょうか。
節気が変わるごとにその時季の花を生けたりして綴ってきましたが、
大暑、立秋、処暑と3つの節気をお休みしました。
今年の夏はあまりに暑く、そして天災が降ってきてあまりにバタバタ。
花を生けるのにも、情けないかな余裕がありませんでした。

ようやく朝晩やツクツクボウシや虫の声に、秋の気配を感じられるようになり、
ほっと一息ですね。気がつけば「白露」を迎えました。
朝夕に空気が冷やされて結んだ露が草木を濡らす頃です。
あんなに暑かったのに、暦ってすごいな・・・と思います。

8月はお休みの「花あわせ」レッスンも今日から始まりました。
ゆきあいの9月には、夏の名残りと秋の走りの花を。
ぐぐっとやってくる季節の変化をまた花で楽しんで行きましょう!


今日の花あわせはこんなの


小さい秋がやってきた

仕入れた花を水あげする時に、脇の枝や折れている花を整理します。
そんな小さい花は、いつも小さい器にささっと入れて飾ります。
それだけでも季節感があふれるから、花ってやっぱりすごいなと感心。
生ける時にも出来る小さな花もぜひこんな風にして、あちこち飾ってみて!


追記
真鶴の海辺で見て、このあいだ「このツルは?」とアップしたツル、
一緒に行った女子が、たぶん・・・と教えてくれました。
調べたらまさに大好きなヘクソカズラの花と判明。


2013年8月17日土曜日

遠足 #真鶴へ

お盆のお休みに真鶴へ行ってきました。
7月の後半に事件(?)が起こり、バタバタでヘトヘトな日々でしたが、
ちょっと落ち着いたので、お休みのお楽しみ。

真鶴の海を見下ろす場所で洋服をメインに素敵で素晴らしい手仕事をされている
スクランプシャス”さんのオープンデイに出かけるため。
そして、以前から立ち寄りたかった真鶴岬とお林を散策するために。

まずは真鶴駅から伊豆箱根登山バスに乗って「ケープ真鶴」へ。
ここから海岸へ降り、海岸線を歩きます。
岩場の海岸ですが小さな入り江が数カ所続き、お盆休みだというのに、
とてものどかで静かです。
水もキレイに澄んでいて、「あー、ここは良いわ!!」と嬉しくなりました。
きっと一日座っていても飽きない。今度はそうしたいな。



何の花?


海はいいな!


何のツル?


のどかです〜


初めて見る植物もありました。
海の近くに自生する植物は、山の景色とはまた違う面白みが。
潮風に似合う力強さがありますね。


海岸から登ると今度はすぐに林の中に。
また違う植生が見れるのも楽しい。


高く伸びた木々と下草


スクランプシャスさんからの眺めも格別で大満足。
海と山が近い景色は生まれ育った故郷の子供の頃を思い出す、
懐かしくて大好きな景色です。
好きな場所って、原風景みたいな要素が強いのかな?と思うのは私だけ?
いやいやきっとみんなそうなのでしょうね。
なんだか気持ちがホッとして開放的になる景色。
心の旅が出来る場所は夏休みにピッタリの場所でもありました。










2013年7月11日木曜日

暦とともに#101 小暑

いつもは空模様が気になる七夕も、早い梅雨明けで晴天でした。
ところが暑すぎて、なんかすっかり夜空を見上げるのを忘れてしまった!!
「小暑」ですが、通り越してしまったような暑さですね。

あんまり暑いので、暑中お見舞い。
梅雨明け前に3年越しで行きたかった「入笠山」へ行ってきた写真を。
涼感をお届け出来るかな!!


メドウ!!

フウロソウに蝶々

オダマキ可愛い

しっとりと森の中



スズランが有名な場所ですが、もう時期は終わっていて、
少しづつ初夏の花が咲き始めていました。
山の花はいっぺんには咲かないから、少しずつ、順番。
小さな花を見つけては、一期一会を喜んで、今日の景色を楽しんできました!!

みなさま暑さにめげず、どうぞご自愛くださいね!

2013年6月26日水曜日

暦とともに#100 夏至

「暦とともに」が#100!
思い入れのある夏至が100回目になりました。
思い入れがあるといっても、何か特別なことがあるわけではなく、
憧れの北の地では太陽の角度がとても重要になり、
とりわけ夏至と冬至は、次の季節への喜びや準備を迎える基準のような
大切な節気であることを知ったことからです。
二十四節気がめぐるなか、今年もいつものように
「あ、夏至だったんだ」「陽が長いはずだな〜」と、ふと気がつくのです。
待ち構えたように、電気を消して・・・とかはないです(笑)
いつもと同じように季節の変化に気づき感心すると言う具合です。

この時期、花の仕事は少し落ち着きます。夏場はやっぱりね・・・。
土日にゆっくり時間をとれたら一日がゆっくり長いので、気分もゆっくり。
市場で見つけた’クマヤナギ’を生けました。
生けたと言っても1本です。枝の動きが素敵だったから、そのままで。
自然ってアートですね!

棚飾りのようです


あとは久しぶりに映画やDVDを観ました。
映画ってやっぱりいいですね!






細かい感想はおいておいて、それぞれに色々と考えるきっかけになりますね。

夜長ではなくて、陽長の季節もおつなもんです!!









2013年6月6日木曜日

暦とともに#99 芒種

イネ科の植物の種を蒔くのにいい時期「芒種」。
雨の季節の前に蒔いて、雨を恵みに稲が育って行く・・・・
そんな事でしょうか。

今年は早い早い梅雨入り宣言でしたが、梅雨の晴れ間(?)続き、
種まきの時期を前線が待ってくれているのかな?

雨の季節は大好きな紫陽花の季節でもあります。
仕事で切って生けた苗や、衝動買いの苗やらを育てています。
手間いらずの紫陽花は育てているというよりは、育っている!感じですが。
いろんな種類が今年は咲いたのでご紹介。


剪定したお客さんの庭のアジサイ



アンティーク系でしたが?咲き方が可愛い



3年目で花が咲いたヤマアジサイ



ガクアジサイ


どんどん大きくなったオタフクアジサイ



あら、ここにも咲いていた!白のヤマアジサイ
こちらも3年目で初です!


カゴに生けた濃いピンクの紫陽花は、車にあたるので切って欲しいと。
切った花を頂いてきて、家のベランダのジューンベリーをひと枝切って
ポッタリと生けました。可愛いです。
ぼちぼち本格的な雨の季節になるのかな。
紫陽花の花が今年も私に雨の楽しみと恵みを届けてくれます。

2013年5月29日水曜日

暦とともに#98 小満

満ち満ちて「小満」
万物が成長して一定の大きさに達する頃のことです。
木々の葉もすっかり繁って、緑の季節満開ですね。
そんなことを考えつつ、ちょっとバタバタしてたら、
節気が変わってから少し経ち、関東も随分早い入梅を迎えてしまいました。

雨の季節が来る前は、庭の仕事が集中します。
剪定や、整理、植え替えなどにまわり、毎日、土や草や木と格闘してドロドロ。
若干の腰痛もありますが、没頭すると楽しいです。

最初は伸びてワイルドになった庭もなんだか「素敵〜〜」と思うのですが、
ハサミを入れ出すとドンドンと思い切りも良くなって、
終わるとやはり「ああ、気持ちいい、キレイになった!!」と思います。



流れのある自然な庭


可愛いアプローチのコンテナ



アプローチはこんなに長い花の小径に



ハーブの小さい畑をイメージ



しっとりと和洋折衷の庭


ここからは雨のたびにまた伸びて、馴染んで自然になっていきます。
成長する庭は完成のない仕事ですが、想像しきれない変化がまた楽しい、
そんな仕事でもあり、力が及ばない場所があることを教えてくれる存在です。
で、人生の「小満」はないかも?な・・・・。
少しずつでも、伸びて行こう!!





2013年5月13日月曜日

暦とともに#97 立夏

「夏もち〜かづく八十八夜、トントン♪」
子どもの頃に「せっせっせー」から友達と手を取り合って遊びました。
八十八夜は立春から数えて88日目になる雑節のひとつです。
立夏のちょっと前になりますね。
GWの頃に八十八夜、立夏を迎え、陽気のいい日はいよいよ初夏の気配も。
そんな気持ちのいい5月の初めでした。
イベントと母の日で5月も半ば近くになってしまいましたが、
気がつくと、家の小さな植え込みやベランダの草木がグングンと伸びて
花が咲いていたり、実が付いていたり。発見しては一人で盛り上がるこのごろ。
爽やかにはじまった5月の景色は、毎日の生活に息吹を吹き込んでくれてます。



ツルアジサイの花

ゲラニュウム

クレマチス

ベランダもモリモリ

乙女紅紫檀

宿根草や低木にツルものが多いので、
冬はひっそりと寂しい植え込みとベランダですから、
また咲いた!とか、あふれるような緑!とかの嬉しさもひとしお。

さあ雨の季節まで、
大好きな萌える緑のむせる匂いを楽しんで、大きく深呼吸です!