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暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2017年7月25日火曜日

暦とともに#186 大暑

いやいや本当に暑い日が続いています。
文字どおり、一年でいちばん暑さの厳しい頃「大暑」です。
今年は空梅雨というより梅雨がついになくなった?!とさえ思う東京でしたし、
ずいぶん長く暑い日が続いて、早々にばて気味です・・・ね。

そんな暑い暑い7月の3週目に野山の花の会:文月を開きました。
花は持たない時期ですが、山の花はとても涼やかです。
私も一緒に生けて楽しみました。
ちょうどその前のお休みに、
「手仕事と工芸をめぐる 大人の沖縄」の著者で、友人の小澤典代さんの
トークイベントに出かけて、いろいろなお話を聞いたのもあり、
沖縄の器に生けることにしました。


琉球ガラスのグラスを大小2個


琉球ガラスは全て再生ガラスだそうです。
敗戦の焼け野原の資源が何もないところから、
米軍のビールやコーラなどの空き瓶を拾って作ったガラス器は、
まさに沖縄の再生のひとつなんだと感じました。



ワラビのかごには、おばあの笑顔のように可憐に


数年前に訪れた今帰仁村のおばあが編んだワラビのかご。
その手を握らせていただいた時の、特別な感情は今も忘れていません。
ずっと作り続けてきたその手は、ゴツゴツでしわしわで、
でも暖かくて力強くて、ふくよかな美しい手でした。
その頃90歳をすぎていたおばあ。私なんかヒヨッコもヒヨッコだなぁと、
いつかこんな手の人になりたいと思ったのでした。
どちらも夏の野山の花が映えて、涼しげな夏景色の佇まいになりました。


そして、先週末は横浜の三渓園に打ち合わせに行ってきました。
去年の花展「秋うらら」の”うらら会”メンバーとまた来春、花展をいたします!!
今度は「春うらら」。また待春軒さんにお世話になりますよ。
で、ずっと見たかった蓮池を見れました。
少し曇りがちで弱い風が吹いている中、朝開いた蓮がまだ咲いていて、
ゆらりゆらりと花も葉も揺れて、なんとも幻想的な風景でした。






そして、藤棚の下には投句箱!!
このところ置き忘れている「俳句スイッチ」笑。
ちょっと頑張らないとな〜〜〜。
「蓮池や〜〜〜〜」「藤棚や〜〜〜」と口ずさんでみたものの・・・・
あと続かず。とほほでした。
ま、細く長くとにかく続ける、そんなことをチラチラと考えながら
待春軒さんに向かったのでした。

8月は花あわせレッスン、野山の花の会ともにお休みになります。
大暑の次はなんと!立秋!
とはいえ、まだまだ暑い日が続きそうです。
みなさんご自愛ください。そして、夏を楽しんでお過ごしくださいね。

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