自分の写真
暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2017年6月25日日曜日

暦とともに#184 夏至

夏のてっぺん、夏至も過ぎました。
冬至から地球半周をして夏至まで、なんて考えると結構な旅路です。
でも毎日、毎日、日々が過ぎるのは思っているよりも早くて
地球半周なんて、想像したりすることもないのですが。
夏至は一年で昼が一番長い日になります。
梅雨の真っ盛りのころなので、あまり実感ができる時が少ないのですが、
今年はいい天気が続いたので、夏至の日は陽が長いのを実感できました。

6月は久々に作る仕事がお休みだったので、納期に迫られるのがなく
日長なのも重なって、夜の時間が長いように感じました。
映画を観たり、本を読んだり、居眠りしたり・笑。
こんな時間も貧乏性なので、長く続くと焦ってきますが、
若い時よりは少し落ち着くことも出来るようになったかな。

特にニュースなこともない6月でしたので、
夏至の頃に生けた花をご紹介します。



愛知の山の花から、山荷葉=サンカヨウという植物
雨粒を受けた傘みたいで梅雨らしいなぁ〜と

こちらはお誕生日のギフトに生けました
西洋紫陽花ならアレンジも水落ちせず生けれます

野山の花の会に届いた草花に
家の山紫陽花(白)を切ってあわせてみました

こちらも野山の花の会に愛知から届いた花
私も生徒さんと一緒に生けました


紫陽花や笹百合、季節の旬の花はやっぱり素敵です。
百合は普段生けることが少ない花ですが、この時期にしか生けれない
笹百合や乙女百合、姫百合などは上品で、可憐で好きな百合。
紫陽花は和洋を問わず好きですが、山紫陽花はなかでも大好き。
いろいろな景色を思い浮かべて生ける時が何よりも幸せです。


梅雨空が戻った今日は、俳句教室でお世話になっている
みなとみらいのBUKATSUDOの文化祭でした。
針葉樹を使った夏のリースのワークショップをやらせていただきました。
みなさんそれぞれ素敵なフレッシュリースができましたよ。
雨の中ご参加いただきありがとうございました。
湿度も上がってきましたが、爽やかな香りに癒されてください!!



グリーンに青、白などを少しあわせて夏らしく仕上げます


夏至の翌日からは少しずつ陽が短くなって、秋へ向かっていくんですね。
まだ真夏もこれからなので不思議ではありますが、
残り半周の旅路へ出発!!







2017年6月11日日曜日

暦とともに#183 芒種

稲や麦、穂状の植物の種を蒔く時期、芒種です。
やってくる雨の季節が恵になるんですね。
梅の実も青から黄色に色づいてきて、梅のお酒やシロップや、梅干しなど
自家製のものを作る人には忙しい時季になります。

今年は少し早いのかな?関東でも入梅しました。
あちこちで紫陽花が綺麗に色づいてきています。
私が数年前に緑道に(勝手に!)植えた2株の紫陽花、
毎年6月のレッスンに切って皆さんにお分けできるくらいになっていましたが、
緑道清掃の造園業者さんが昨年末に強剪定をしたので、今年は花芽が出ず終い。
来年は咲きますように!!
花のこよみの6月水無月の写真は、その株の花「おたふく紫陽花」。
今年はこれで我慢で、市場で仕入れた紫陽花を生けました。


緑多めに少し鬱蒼と梅雨らしく生けてみた

おたふく紫陽花は萼がプリッとかわいい
来年は咲きますように!


以前に天然生活で掲載された記事が、単行本になって再掲載されました。
「朝の時間割 おかわり」という本です。
ある1日の時間経過を追って、生活スタイルをご紹介いただいた記事ですが、
ある1日なので、かなりおおよそでもあります。
ほぼ毎日やることをピックアップしているわけですが、それはそうとしても、
毎日、こんなではないのが現実でもあります(すいません!)。






以前っていつだったのか?と見てみたら、4年前のことでした。
こうやって自分の4年前を見るのは案外感慨深いものでもありますね。
色んなことがありました。いろいろ変わったこともあります。
そりゃそうですよね。
でも変わらないことは、この家で花を生けていられることでした。
なんとありがたいことでしょう!!感謝です。


2頭いた犬も1頭になり、その子ももうすぐ15歳すっかり老犬になりました



変わらず好きな蔓のもの。
雨の雫か、涙なのか・・・・
4年前を振り返る、本が届いた6月、
雨の季節はちょっぴりセンチメンタルにもなりますね。
そんな気持ちも大切に、雨は恵、つかの間の晴れ間の喜びもひとしおに。
さて、さて、ぼちぼち行きましょう!!笑