文字どおり、一年でいちばん暑さの厳しい頃「大暑」です。
今年は空梅雨というより梅雨がついになくなった?!とさえ思う東京でしたし、
ずいぶん長く暑い日が続いて、早々にばて気味です・・・ね。
そんな暑い暑い7月の3週目に野山の花の会:文月を開きました。
花は持たない時期ですが、山の花はとても涼やかです。
私も一緒に生けて楽しみました。
ちょうどその前のお休みに、
「手仕事と工芸をめぐる 大人の沖縄」の著者で、友人の小澤典代さんの
トークイベントに出かけて、いろいろなお話を聞いたのもあり、
沖縄の器に生けることにしました。
琉球ガラスのグラスを大小2個 |
琉球ガラスは全て再生ガラスだそうです。
敗戦の焼け野原の資源が何もないところから、
米軍のビールやコーラなどの空き瓶を拾って作ったガラス器は、
まさに沖縄の再生のひとつなんだと感じました。
ワラビのかごには、おばあの笑顔のように可憐に |
数年前に訪れた今帰仁村のおばあが編んだワラビのかご。
その手を握らせていただいた時の、特別な感情は今も忘れていません。
ずっと作り続けてきたその手は、ゴツゴツでしわしわで、
でも暖かくて力強くて、ふくよかな美しい手でした。
その頃90歳をすぎていたおばあ。私なんかヒヨッコもヒヨッコだなぁと、
いつかこんな手の人になりたいと思ったのでした。
どちらも夏の野山の花が映えて、涼しげな夏景色の佇まいになりました。
どちらも夏の野山の花が映えて、涼しげな夏景色の佇まいになりました。
そして、先週末は横浜の三渓園に打ち合わせに行ってきました。
去年の花展「秋うらら」の”うらら会”メンバーとまた来春、花展をいたします!!
今度は「春うらら」。また待春軒さんにお世話になりますよ。
で、ずっと見たかった蓮池を見れました。
少し曇りがちで弱い風が吹いている中、朝開いた蓮がまだ咲いていて、
ゆらりゆらりと花も葉も揺れて、なんとも幻想的な風景でした。