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暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2012年2月21日火曜日

暦とともに#68 雨水

雨水を迎え、少し空気が変わって来たでしょうか?
そんな風に感じるのは昨日からのお天気で、少し暖かいからかな?

雨水は、「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と、
そろそろ雪解けの季節を表しています。
北の地方では、実際はまだまだ先のことでしょうが、
三寒四温を繰り返しながら、季節は確実に春へ向かっていますね。

雪の降った夜の翌日の北の丸公園の景色です。
芝生に雪が残っていて、空は青く澄み渡り、
まだ小さいですが、木々に芽吹きを見つけました。
雨水の節気にぴったりな景色でした。



日向と日陰のコントラスト


桜の木です



コブシかな?


晩冬というのか?早春というのか?
春一番が吹くまではやっぱり晩冬ですかね。
大好きな椿がきれいな時期です。
艶やかな葉も、コサージュのような花も、ぽとりと落ちる散り方も、大好きです。

太郎冠者という椿を、やんばるのワラビの籠に生けました。
春の足音を楽しみにしながら。


小豆柳と一緒にどさりと


2012年2月17日金曜日

遠足#10 冬のピクニック

アラスカやフィンランドの本を読んでいたら、雪景色を見たくなりました。
どちらの国も夏から秋のあたりに行ってみたいと思うのですが、
オーロラは見てみたいな〜〜、なんて思っていると白銀の世界が浮かんできます。

そうだ!雪景色を見に行こう。と思っても、スキーやスノボはちょっとな・・・
スノーシューはどうだろう?一度やってみたいな!と
遠足仲間を誘って八ヶ岳へ「冬のピクニック」という
スノーシューツアーに行って来ました。

霧雨女ならぬ雪女?!
またしても雲行きが・・・・
朝は雲の間から太陽が少しのぞいています。どうかしばらく保ってください。

小淵沢のツアーセンターから車で1時間ほど、北八ヶ岳まで来ました。


ここからロープウェイで山頂へ




ロープウェイの下には木々が



道しるべは大切です


スノーシューは西洋かんじきです。
普通に歩くときっと腰くらいまで埋もれてしまうような積雪の中でも、
歩いていくことが出来ます。
なので、道のない森の中を歩けるのですね。
夏の雪のない頃なら、宙を歩いていることになるね!なんて言いながら、
一生懸命歩きました。



木々の間をぬって森の中を歩きます


アンセルアダムスの世界みたい!


最後は霧!!でした・・・みんなごめんなさい

坪庭という山を一周したあたりから雪雲がどんどん近づいてきました。
森の中に歩を進めながら、途中登って滑って、と遊んだり、
遊んでないけど転んで大笑いしたり。
お昼過ぎにはシェルターをガイドさんが張ってくれて、
その中でおいしい茸のリゾットを頂きました。
食べ終わる頃には吹雪にもなりそうな降り方です。
さあ、帰り道はすっかり吹雪。
山頂駅に帰って来たら、天気表示は「濃霧」になっていました。

初挑戦のスノーシューは思ったよりもきつくて、ちょっぴり大変。
でも一面の銀世界は静かできれいで心まで洗われる、そんな景色でした。



2012年2月4日土曜日

暦とともに#67 立春

”立春”
心躍る響きです。
冬と春、季節を分ける「節分」の次の日は「立春」です。
実際は一番寒い2月、寒いのにも飽き飽きしている2月、ですが、
この節気を迎えると「あとすこし!」と元気が出てきて、
頑張れるような気がしてきます。


花の市場には、私の大好きな花の木が次々と出回って来ました。
毎年のことですが、やっぱり嬉しくて嬉しくて、
うっとり見とれてしまいます。
すこしづつ、季節の花木を生けてみました。




サンシュとアリウムコワニー



アオモジにユキヤナギとスイセン


パールアカシアとヘデラベリー

春を待つ息吹を感じるように。
今日は立春。
暦の上には春がやってきました。