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暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2014年4月27日日曜日

暦とともに#116 穀雨

春の雨が穀物を潤す時季、穀雨です。
晩春のそろそろゴールデンウィークだ!と言う頃。
一雨あがるごとに露に輝き、草木の葉が伸び広がる・・・。
目を見張るように楽しくて美しい季節がやってきました。

かれこれ9年ほど前でしょうか、
こんな緑のきれいな時に屋久島に行きました。
常緑樹が多い島は、芽吹く緑が素晴らしいグラデーションで、
その時に「山笑う」と言う言葉を知りました。
思いを馳せて緑の草木を生けてみましょう。



ホウチャク草とウイキョウ
樹々の麓にひっそりと咲くように。



ハナイカダとチゴユリとウイキョウ
窓の向こうの緑と一緒にひとつの景色。



ヤブレガサ
土を割って伸びる野草をイメージして。


「思い馳せ 屋久島の森 山笑う」綾
今日始めて句会にて詠んだ一句です。

2014年4月7日月曜日

暦とともに#115 清明

春先の清々しく生き生きとした様子を表す「清明」。
この頃は入学式も多く、桜の花と新しいスタートという時季で、
また花見シーズンたけなわの時でもあります。
が、今年の東京の桜は3月の終わりにわーっと暖かくなったと思ったら、
あっという間に満開になって、ちょっと寂しい感じになってしまいました。

桜並木の沿いに暮らして25年ほど、
いつの景色も大好きですが、花咲く景色はやっぱりなんとも格別。
心躍る気持ちはきっとみんなに共通しているのでしょうね。
そして桜と一緒にいろんな樹々や草花が、いつの間にか芽吹いていたり
咲いていたり、発見と喜びがいっぱいの清明です。

冬の間裸ん坊だった鉢植えの木も芽吹き、山野草も咲き出しました。

ジューンベリーがもうすぐ咲きそう!


クロモジの小さな花が可愛い


岩ヤツデも咲いた

気がつけば、また咲いている・・・。
こんなふうに巡る季節を知らせてくれる木や花がやっぱり大好き!!