自分の写真
暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2014年7月26日土曜日

暦とともに#121 大暑

今年の大暑は7月23日。
関東地方は梅雨明けを迎えたら大暑を迎え、文字通りの夏がやってきました。
いやいや暦ってほんとすごいですね・・・。
文字通りすぎて、やれやれという気持ちも否めない暑さです。
体がまだ慣れていないせいか? いきなりの猛暑でぐったりですね。

生花はもう限界!と、生花の教室は8月はお休みです。
が、先の季節の撮影などの仕事では生花を生けます。
何カットもたくさん生けた後は、残った花は出来るだけスタッフの方に
おすそ分けをするのですが、それでも家の中にあふれています。
だいたいは翌日から整理と世話をしながら生け変えたりして、
しばらく楽しむのですが、夏場はすぐに水が濁り葉も蒸れて・・・
やる事増えて息切れしそう・笑。
それでもキレイになった花をみると、気持ちもスッキリ!
なんだか涼やかな気持ちになるので写真もパチパチ。
皆さんに写真でおすそ分けします〜〜!!


ヒメユリとヒメツルニチニチソウの姫コンビ

秋色アジサイと葉っぱも使って

ダリアとブラックベリーとアジサイで夏のモーヴ色に

クサイチゴとブラックベリーとブルーベリーと
大好きなベリーベリー!!


2週間もすると立秋なんだな。
その頃にはちょっぴり体も心も余裕ができてるかな?
楽しみにしよっと!!


2014年7月21日月曜日

トルコの旅 ボスポラス海峡ーイスタンブールにて

今回の旅の最後はイスタンブールです。
出かける前にトルコに行くと言うと、行かれたことのあるほとんどの人から
「イスタンブールは素敵」という言葉が返ってきました。
そんなわけで、東西が交わるイスタンブールを勝手にエキゾチックで
風光明媚な街と幻想を抱いていたわけです。

イスタンブールの空港に降り市街地へ向かうバスのなか、
都会だな〜と思うと同時に広がるマルマラ湾の景色に嬉しくなりました。
いつもの事ながら海の見える景色は気持ちを高揚させてくれます。
しかし・・・
市街地に着いたとたん、人の多さと美しいとは言いがたい街の雰囲気に
カッパドキアで自然を満喫した後というのもあったのでしょうが、
「え?イスタンブールって・・・私は大丈夫だろうか?」と心配に。


新市街メインのイスティクラル通りは大混雑。
喧噪と混乱とコーランとで混沌としています。
新市街の真ん中、シンポルタワー「ガラタ塔」の広場にも
うじゃうじゃ人が座っています。登ると360℃のパノラマと言われても
登る気にさえなれなかった・・・のが残念。


確かにヨーロッパチックなような、でも違う。
香港やタイやらの活気ともまた違う。混じってるっちゃ混じってる!?
エキゾチック、風光明媚、素敵はどこなの〜〜?
で、素晴らしい世界文化遺産を堪能した後に、それにもかなり満腹状態、
ふらりと乗ってみたかったボスポラス海峡クルーズに出てみたら!!


午後19:00くらいでもまだまだ明るく、海峡はほんとうに美しい。
アジアサイドとヨーロッパサイドを両側に、黒海からマルマラ湾へと抜けるボスポラス。

だんだんと暮れなずみ、ヨーロッパサイドに夕陽が落ちて行きます。

乙女の塔がキレイだな〜
と見とれて・・・振り返ると!

反対側アジアサイドにぽっかりと満月!!

クルッと地球が東西にまわったような感覚を体験しました。
文化の十字路と言われる場所は、地理上、地形上、必然なんだな〜〜と。
自然ってやっぱりすごい!それにしても、いくら見ていても飽きない!
これがイスタンブールなんだ!と勝手ながらも自分のなかにすとんと落ちた。
この景色を見ると誰もがイスタンブールに恋をする(キザですが・笑)んだ。
私も恋をした。いつかまたこの景色を見に訪れたいと心に刻んだ旅でした。



2014年7月20日日曜日

トルコの旅 乗り物編

旅レポ第6弾です。
一ヶ月半でちょっとずつ、ふたつのブログでアップして来た旅行の話も
最後はイスタンブールでそろそろ終わりにしようと思っていましたが、
なんだか色々な乗り物に乗ったので、ちょっとそのまえにおまけのご紹介。

現地でマイクロバス(?)なんかに閉じ込められて
目的地から目的地へ行くいわゆるひきまわしツアーの旅ではないので、
乗り物も旅の思いでのひとつになりました。


ドルムシュという街を走る小さい乗り合いバス。
運賃は乗ると前のお客さんに渡してリレーしながら運転手へ
おつりもリレーで帰ってきます。なんとも微笑ましい光景です。

メトロの駅です。車両は短い連結で線もシンプル。

左のバスが長距離バスで、カッパドキアまで移動しました。
お手頃価格で乗り心地抜群!

文句なしもバルーン!!天空散歩です。

トラム(路面電車)もとっても便利。観光しながら楽しめますよ。

ボスポラスクルーズの船です。最高〜〜〜!!
1時間30分のクルーズが700円くらいです。
地元の人もたくさん乗って楽しんでいました。

いわゆる路線バスです。色がターコイズブルー!

タクシーはイエローキャブでした。こちらも安価で利用価値大!


あー、いっぱい乗ったな〜〜!!大満足。
その土地の乗り物に乗ると、そこに住んでいる人たちの日常に混ざり込み、
少しそこの生活に近くなったような気持ちになります。
切符を買ったり、乗り場を尋ねたり、グルグルまわっちゃったりも・・・と
人と人を乗り物がその瞬間繋いでくれるような気持ちになりました。
旅をうんとふくよかにしてくれた、たくさんの乗り物にありがとう!!




2014年7月7日月曜日

暦とともに#120 夏至から小暑へ

旅レポを書いていたらいつの間にか暦は小暑へと。
私にとって夏至は気持ちの上で大切な節気で、夏至から小暑へとしてみました。
一年で一番太陽が長く一日を照らす日が夏至ですが、
明日からは少しずつ日が短くなるという山の頂きのような日です。
ゆっくりと次の季節へ移動して行くわけですね。
でも、次にやってきたのは小暑、まだ小さい暑さです。
梅雨がそろそろ明けて、夏本番になるわけですから、あれれ?と
暦ってなんとも不思議な感じがしなくもないですね。

昨年の水害からもうすぐ一年。
ようやく、壊れたまま取り繕っていた外の植え込みをきれいにしました。
空模様を気にしながら少しずつの作業で、なんとか暑い夏が来る前に一段落。
雨の合間に植え込んで、雨が降って、梅雨の晴れ間がきて・・と
陽が長いのも助けになり、作業と植物にはいい塩梅の時季でした。
狭く限られたスペースに相変わらずの地味な植え込みですが、
まずまずかな、と思っています。

看板も小さく入れてみた


ついでにベランダもちょっと整理して、小さな観葉植物の鉢も窓辺に新調。
一年越しのあーすっきり!!!


ベランダは仕事の残り?が並んでいます

ソフォラミクロフィラと風蘭

ジニアサマードレスとアジサイ


ついでに残った花をサクッと飾り、庭は無いけどそれなりに植物に囲まれた
自分の居場所にホッとする、そんな日々でありました。



2014年7月6日日曜日

トルコの旅 祈りの場所編

イスタンブールの歴史的建造物の代表は何と言っても
ブルーモスクとアヤソフィアにトプカプ宮殿。
それ以外にもカッパドキアでは、隠れ住んだキリスト教徒の教会と
宗教的、歴史的な建物をたくさん見ました。
どの建物も天井が素晴らしく、上ばかり見ていたのか?写真は天井がいっぱいです。
万華鏡のように美しい天井シリーズをまずはご紹介します。

ブルーモスク



アヤソフィア



トプカプ宮殿のハーレムでは側室の部屋がいっぱい

カッパドキアのジャーミィは簡素できれいでした



カッパドキアでは隠れ住んだキリスト教徒の教会跡が何カ所か

             
トルコはイスラム国家です。
至る所にジャーミィー(モスク)があり、
どこにいても一日に何度か響き渡るコーランを耳にします。
(これは妙に不思議な感覚に包まれます)
イスラム教のモスクにはミナレットと言われる塔のようなものが必ずあるらしく、
小さな街では、一見モスクとは分からないような簡素な建物でも、
ミナレットがあることで祈りの場所だとわかりました。

ドームとミナレット
ミナレットのほうが大きい?!

こんなふうに祈りの場所を何カ所か訪れたました。
イスラム教でもなく、宗教への信仰心が深いとは言えない私ですが、
祈りの場所というのはやはりなにか心が洗われるように思えます。
これは自然の中にいる時も同じような思いになります。
森羅万象すべてのものに神は宿る、だな。
そんな事を考えた旅でもありました。