自分の写真
暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2020年5月25日月曜日

暦とともに#244 小満

万物の成長する気が長じて天地に満ち始める頃。小満です。
清々しく、緑も美しく、暑さが出てきても湿度はまだ低めで、
一年を通して一番過ごしやすくて楽しい時季ではないでしょうか。
今年はステイホームで、なかなか遠出は出来ませんが、
家の近所の木々や草花の満ち満ちた勢いを感じてます。
散歩程度でも、気持ちよく過ごせる季節で良かったとつくづく思います。
そしてあちこちで、大好きな紫陽花が花芽を付けているのを見つけては喜んで、
次にやってくる梅雨の季節も楽しめると良いな〜〜、なんて考えて過ごしています。


撮影で使った山紫陽花の株は、お隣の植え込みで育ててもらっています

これがその時(16年前!!)の写真です


今は紫陽花も品種豊かで、いろんなタイプを見るようになりましたね。
昔ながらの丸い紫陽花も大好きですが、山紫陽花が大好きです。
16年前にもなってしまいましたが、初めての著書「花とまいにち」の
”まいにちの花”と言う章の扉で持っています。中ページでも生けています。
そして、扉タイトルの下には「暮らしのなかの私のchabana」としています。
お隣の紫陽花を見て、久々に開いて見た自分の本の文章に、
「あー、変わらないんだな〜〜」と自分の基本を見つけたような喜びを持ちました。







数年前に始めたInstagramでも「#くらしの茶花」として
上の写真のような感じで、花の写真をアップしています。
コロナで少し今までと違う生活環境になっている中、色々迷うこともありますが、
生活の中にある、ふとしたきっかけで、何だか腑に落ちることがあって、
ちょっと落ち着いたり、嬉しかったりもあります。
気づきって、良いタイミングであったりするのも不思議なものですね。
「花は野にあるように」をこれからも大切に、生けていければ良いなぁ。
一足早く咲いてきた山紫陽花に、気づかされた5月の終わりでした。

2020年5月10日日曜日

暦とともに#243 立夏

立夏。素敵な言葉ですね。
目にも耳にも、そう五感全部で、キラキラと輝くみどりを感じる事が出来ます。
この時期になると、ちょくちょくと庭の手入れなども含めて、
根のある植物の仕事のお声掛けを頂きます。
やっぱり皆さんも、この植物が輝く季節は、そんな気持ちなるのでしょうね!!


うちの小さなベランダに
小さなワイルドストロベリーが成っています
超可愛い!!

数年前に植えさせて頂いたお客様の庭の
アメリカ花ズオウが見事に成長して、キラキラ

可愛い寄せ植えを、とご依頼頂きました
お客様のご要望、イメージを大事に作らせて頂きます


自分の庭がなくて、猫の額ほどの植え込みと小さなベランダには
自分好みの緑が多い植栽ですが、お客様のところはそれぞれのお宅に似合うよう、
お好みを伺って、環境に合うようにプランニングします。
色々なお庭やコンテナを私が楽しませて頂いている感じ?!!
そして、この時期は「あ〜〜、小さいので良いから庭が欲しい・・・」
と毎年思っているような気がします。笑

母の日も今年は早めに送らせて頂きました。
皆さんのありがとうをお届けできて良かったです。
ありがとうございました!



グラスを使って、草原のように仕上げて、自画自賛!


早くに母の日のお届けをしたので、週末はちょっとのんびりさせて頂きました。
2本連作のドキュメンタリー映画を鑑賞。
パトリシオ・グスマン作のチリの映画です。
壮大な自然を捉えた美しい映像はそれは素晴らしい!
そして全く知らなかった、チリの痛ましい歴史に考える事を突きつけられました。
宇宙、地球、自然、過去から未来、人は水から生まれ星へ還るのか。







うまく何かを伝えるのは難しいですが、この映画を知れて、観れて、良かった。
興味のある方は是非ご覧になってください。