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暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2017年8月25日金曜日

暦とともに#187 立秋から処暑

8月のはじめに暦には秋がやってきて、終わりのころに処暑を迎えました。
今年の8月は、持病の先天性股関節変型症の人工関節置換手術を受け、
立秋のころ外は暑そうでしたが、病床にて秋の気配も夏の空気も実感のない生活。
退院して戻ってきたら、雨やら曇りやらゲリラ豪雨やらで、
夏空は何処へやらの気温も低めの毎日。
このまま夏が終わるのかしら??と思っていたら、
処暑どころか、厳しい残暑が戻ってきました。
しかしまだあまり外出もできないので、暑さの実感は少なめかな?
と季節感の薄い、不思議な8月を過ごしております。
そんな生活をしてみると改めて、
日々あたりまえの暮らしの中で、花を生けながら、自然を愛でながら、
私は季節を楽しんでいるんだな、というのが実感できました。

自宅に帰ると、7年前に主婦の友社より出版した
「花あわせノート」の中国版が届いていました。
表紙は変わっているのですが、中はそのままです。
本を作るときに「何年経って見ても、自分が好きでいれるものを作る」
「ずっとスタンダードなものを作る」というのを気持ちの核においてました。
届いた本をめくりながら、それはできたかな〜と思えたことが嬉しかったです。


最初の扉ページ


実用書ですから、中は誰もが買える花で構成していますが、
各扉や目次などはイメージ写真で、大好きな山の花やら枝木やらを生けました。
我ながら、やっぱり可愛いな〜〜〜と、笑。



那須の池田さんのダリア


市場に行けないので、レッスンの花を那須の池田さんに全面お願いしました。
そしたら、お見舞いにとカラフルなダリアを添えてくれました。
カラフルで可愛いダリアを見ると、元気も出て幸せな気持ちになりました。
たくさんの方にお心遣いをいただき、感謝しかないです。



白い壁に夏の日が影絵を作ってくれてます


まだまだ活動範囲が狭いけれど、些細なことにも季節を感じる
そんな気持ちの余裕がすこしずつ戻ってきたような。
普通なことが、当たり前のことが、奇跡なんだということを、
たった数日なのに、久しぶりに飲んだコーヒーが
泣けるくらい美味しかったことを、忘れないようにしようと誓った8月でした。

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