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暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2012年7月22日日曜日

旅#10 北の自然へーその3:太四郎の森

緑、緑の北海道の旅2日目。
南十勝の広尾という場所にある「太四郎の森」訪れました。
ここの事は全く知らなかったのですが、
昨日、千年の森を案内してくださった方が連れて行ってくれるということで、
わくわくしながら向かいました。

本州で暮らしていた泉さんは、
お名前の「泉」からと、森を作られていたご先祖からの使命と思い、
北海道に森を作ることを決められたそうです。
良い水があり、気候に恵まれた土地探しに10年、木の世話をし、
笹を刈り草本類を蘇らせ、殖し、茅葺きの家と東屋を作り15年。
ひとりでコツコツと25年かけて作ってこられた森です。


一歩踏み入れた瞬間に感動!


東屋に裸足で上がりお話を伺いながら、森の中に居る事の幸福感を味わいました。
もともとは古いバイクや乗り物が好きで、手をいれて乗るということを
されていたそうですが、「物」というのに少し違和感が出て来た時に
植物への道が開けたとのこと。
そして、その「物」が資金へと変わり、森を作る事ができたそうです。
きっと、大事に使ってくれたから、物からのお礼なのかな?
と勝手に私の解釈です。
「自分がいなくなっても森は残るから」と泉さん。


静かな静かな森

森の中で泉さんと


珍しく自分が写った写真をUPします・・・小さく(笑)








緑の中で夏の花を見つけました。どれも楚々と咲いていて可愛い。
5月の半ばから終わりには、木の麓一面に草花が咲くそうです。
オオバナノエンレイソウ、エゾリュウキンカ、シラネアオイ、に・・・・。
「今は緑ばかりで・・・ぜひ5月の花の時季にいらしてください」と。
緑の季節を知っていて花の季節を見ると、それぞれの良さが分かるんだろうな。
そんな事を考えて、花が咲いているのを想像してみるのも楽しいです
でも、緑でも十二分に幸せですよ。


こちらは住居

ここに居る時に過ごされる家もご自身で!!
「家が出来た時に、森が庭になりました。これがランドスケープなのかな」
そんなことをお話しくださいました。

自然と人と暮らしと、これが風景なんでしょうね!


鉄瓶にさりげなく可愛い

また来よう、いつか。
それまでまた明日から、楽しく頑張ろう。そんなことを思って森をあとにしました。

午後からは釧路までドライブです。
夕方にはいよいよ憧れの釧路湿原!!!






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