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暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2018年8月10日金曜日

暦とともに#211 立秋

暑い日が続いていますが、立秋の日は台風の影響があって嘘のように涼しく、
関東は9月の下旬くらいの気温になりました。
あら、暦ってすごい!!なんて思っていましたが・・・・
まだ8月も初旬ですから、当たり前のように暑さが戻ってきました。

立春同様に立秋も、二十四節気のなかではやたらとずれた感がある節気です。
春は2月の最初で、これからが一番寒い時なのにと思い、
秋は8月の最初で、これからしばらくが一番暑くて夏らしい時なのにと思います。
が、どちらも次の季節が待ち遠しくなる頃でもあり、
寒さにも暑さにもほとほと嫌気がさしてきている頃でもあるので、
ああ春か。ああ秋が・・・なんて言葉を聞き、字を見てで少しほっとする、
期待の気持ちも持てて「もう少し、頑張ろう〜〜!」なんて思えてきて、
この時期にこの節気があるのに妙に納得するのです。

仕事も秋の準備が始まっています。
9月末には銀座松屋さんで松野屋さんの器を使ったワークショップを
やらせていただくのが決まりました。詳細は後日また。
イメージの写真が必要で、愛知から山採りのものを送ってもらって生けました。







3年前にご紹介いただき名古屋まで会いに伺って、始まった野山の花を生けること。
水野さんにはその時々で用途を伝えてお願いするのですが、
この暑いさなかでも、秋のイメージなるような花材が送られてきました。
いや〜〜〜、さすがというか、もう惚れ惚れです。
生けたとたんに、そこの空間に秋風が吹いているような景色になりました。
立秋の頃にぴったりな野山の花。
これからも生けて行きたい、自然と暮らしに寄り添って佇まいとなる花を。
生けながら、楽しくて、そんなことを思った立秋の日でした。

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