自分の写真
暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2017年11月25日土曜日

暦とともに#194 小雪

北の方から雪の便りが届く頃になりました。
東京も冬らしくなってきましたね。
夕方の空の色を見ると「ああ冬だな」と特に思います。
そんな冬の入り口にさしかかる前に、ちょっと暖かい所に行ってきました。
年始の1月1日、年末の仕事を終えてボーっとしながら、
どこかに行きたい!モードがむくむく。
そうだ、6月に失効するマイルがあった!!といそいそと行き先を考えました。
沖縄に行こうかと思って航空会社のサイトを見ていいたら、
なんと台湾に同じマイルで行けちゃう!!と知り、
せっかくなら外国行きたいな〜〜〜と安易な発想、席を予約してしまいました。
ところが、そのあとに足の手術が決まり、愛犬が倒れ・・・・
ずらせる所までずらして、それでももう辞めようかと思い・・・
そして、とりあえず台湾の空の下に立つというなんだか不思議な旅でした。
年始のプランでは山の方に行く予定でしたが、いろいろあり、台北中心。
何かのご縁でこの地に来たのだろうと、ひとり気ままにぶらり旅、笑。


1日目は
やっぱり行かなきゃ!故宮博物院

モンゴルの展示に食いつく!

白菜やら牛肉の展示の人だかりをよそに
美しい展示に見入ってきました

博物院の横の至善園
庭園様式にもお国柄が

地下鉄、タクシー、そしてバスにも乗りました

夜はワンタンスープ、さっぱり美味で超安い

デザートにフルーツジュース

2日目は

泊まったホテルはビュッフェスタイルの朝食付き
いろいろ台湾のご飯もありました

食堂はこんなので
とてもおしゃれでいいホテルでしたよ

地下鉄に乗り北投まで
市立図書館分室が素晴らしかった!!

せっかくの温泉地なのでかなりディープな
走り湯に入ってきました

豆花は食べてみたかったデザート!
暖かくて美味しかったけどこれだけでお腹いっぱい

問屋街から夜市を歩いてみた

そして3日目

龍山寺でお線香をあげました


やっぱりお寺はいいですね
神様のいる場所は心が安まる場所、世界共通


最後はちょっと贅沢な茶藝館で
美味しい白茶をいただきました


そして帰りの飛行機の窓から
綺麗な夕日が雲海にのぞいていました


あっという間の二泊三日。ざざっとご紹介でした。
飛行時間も短いし、時差も1時間、海外に行った感があるのかないのか?
旅さえも行ったのか?どうしてここに居るのか?
そんな不思議な旅でした。
仕事も家事も全てからスポイルされたのは確かで、
ひとりなので話すことも少なくて、ただただ気ままに。
博物館に図書館、温泉にお寺、美味しいお茶、こういうのにホッとして、
これにあと緑、自然がいっぱいあれば、私の場合ベストです。
私もそんな年になったんだなぁ〜〜〜と実感した旅でした。
旅はやっぱりいいですね。帰って来たらすっかり冬めいていました。
さあ、年末までまたしっかりと頑張ろう!!


2017年11月9日木曜日

暦とともに#193 立冬

立冬の日と前日は暖かい日が続きました。
もう立冬なのに〜〜、なんて思っていたのですが、
今日は北風が強く、あれれ冬が来ちゃう?!という1日でした。
立冬ですもんね。納得です。暦ってすごいですね。

そうは言っても実際はもうしばらくは晩秋でしょうか。
街の紅葉はこれからが見頃ですし、
気持ち的にももうしばらくは秋を楽しみたい!!というのが正直なところです。
取り立てて遠出はしてませんが、秋の終わりに楽しんだことをいくつか。

まずは日々ヘビーローテションの「ヘニングシュミート」さんのライブです。
やっぱりライブはいいですね。
心が揺れるようなピアノの音、神さまが降りてきたような時間でした。


大好きなヘニングシュミートさんの
ライブに行きました!

なんと場所は自由学園明日館の講堂
ピアノ1台のみの素晴らしいライブでした♫


次は行ってみたかったCAFEへ。
最近コーヒー好きの次男と行ってきました。


駒場東大の近代文学館のBUNDAN CAFEへ

メニューはすべて文学作品にちなんだものです
村上春樹のセットにしました〜〜

いかにもの薄暗さ・笑
落ち着く空間でしたよ



そして、武蔵野美術大学へ。
しめかざりの展示を勉強もかねて観に行ってきました。
かれこれ10年近く年末にしめ飾りを作る仕事をしています。
日本の伝統とその伝承と。簡素で力強いしめ縄に感動しました!
ちゃんと知ることを大切に、私なりのしめ飾りを作りたいと思っています。


7号館は私好みの建物でした
さすが美大だなぁ〜〜と感心しきり

民俗資料館での展示です
ポスターもかっこいい!!



260点ほどの日本各地のしめ飾りが並んでいます
収集された森さんにもお会いしてお話を伺うことができました


音楽、文学、美術、、、、そして、自然。
アートの中で私たちは生かされていますね。


市場でいただいた老爺柿をトレーにどっさり
これだけでも自然のアートです


2017年10月29日日曜日

暦とともに#192 霜降

早朝に霜が降り始める頃、霜降。
山々では紅葉が美しい季節になります。
本来なら行楽日和の頃ですが、このところの天候は雨が多く、
週末には台風が続けてやってきて、青空を見る日が少ないですね。
作物にもたくさんの影響が出ているのでは。
食物と同じように植物にも同じことが言えるので、
早く良い天候が戻って欲しいと願っています。

今月は21日から川越のGALLERYうつわノートさんにて
山田洋次スリップウェア展で花を生けさせていただきました。
私の中ではスリップウェアと言えばまず浮かぶのが「バーナード・リーチ」「民藝」。
日本の民藝運動に影響をおよぼしたイギリスに技法のルーツを持つ陶器。
「温かみと懐かしさ」と、「化粧土の独特の装飾の個性」と、
優しくて強い、少し相反するものが同居したような器の印象を持っています。
山田さんが作られる古典と新しいスリップウェアに、
うつわノートさんのあの場所に、私なりの解釈でどんな花を生けようか?
ワクワクとドキドキが混在する気持ち。


エントランスには秋色紫陽花と野葡萄を
ノスタルジックに

床の間にはカトレアとグミ
カトレアは私の新しいチャレンジ
温故知新

洋間にはバラとエリカ
ブリティッシュなイメージに
バラは迷わず一番好きなロワイヤル

和室縁側は紅葉と実物と洋花のクレマチスを
秋色で伸びやかに和洋折衷

素朴な器に可憐な野菊を常盤いちご、ヘクソカズラと
懐かしく素朴に里山の景


どこか懐かしい日本の洋風。
あえてちょっぴりベタな感じで、田舎っぽっさも出せるといいな。
でも外したらダサくなるから・・・と緊張して花を選び生けました。
温故知新、カトレアやバラはかなりの挑戦でもありました。
それぞれに私らしく、その場に、器にあう花を生けれたと思います。

残りの週末に向けて、取り置いていただいたピッチャーの購入もかねて
整理、生け変えてきました。


ローヤ柿とグミは和洋折衷
鈴なりの柿で秋景色

洋間はバラから紅葉水無月に
ぐっと秋色になりました

数珠珊瑚と野菊で
秋野原の風情に

縁側はクレマチスが綺麗に咲いてきていてので水換えと切り戻しのみ
庭の景色の中に溶け込んで艶やか


いつもの私とチャレンジと、また学びがたくさんありました。
気持ちの込められた器には懐の大きさと力をいつも感じます。
所作良く、凛と、空気を含んで佇まいになるように。
そんな花を生けていきたいです。
この場をいただけたことに、ありがとうございます。
連れて帰ったピッチャー、また生徒さんにも使ってもらおう!
お楽しみに!!






2017年10月8日日曜日

暦とともに#191 寒露

本格的な秋を迎え、このところ朝晩は少し冷えてきましたね。
寒露は野草に宿る冷たい露のこと。
朝露なんかも見られるようになってくるのでしょうか。
10月は空気の澄んだ好天の日も多く、夜長に眺める月もきれいです。
なんとも言えずただ気持ちいい、そんな日和は秋ならでは。

大好きな季節には大好きな草花や枝物、実物がいっぱいで嬉しさも倍増!
それとともに、ちょこちょこと捨てれずに飾ると言うよりは置いてしまう、
そんな植物が枯れものになって、またそれも秋の空気にマッチしています。


アジサイとコットンブッシュ

アジサイと車輪梅の実

ユーカリやオヤマボクチ、バラの実

ツリバナにナンキンハゼやらアジサイやら

ヘクソカズラにざくろ


あら可愛い、と置くので、どんどん増えていくのですが、、、
どこかで整理も必要になってきます。汗。
年末に少し掃除をするときに、えいや!と整理をすることにします。
それまでは、リースに使えるかも?!とか思いながら、
秋冬らしく「枯れもの」に囲まれた暮らしを楽しむといたしましょう。
もちろん生の草花も一緒です。
皆さんも、とりあえず捨てずに置いてみてください。
以外とうまく乾くと「しめたもの!!」ですよ、笑。





2017年9月25日月曜日

暦とともに#190 秋分

秋彼岸も過ぎたらめっきり秋らしくなってきました。
秋分は文字通り秋の真ん中です。
が、実感は「秋の入り口」秋の始まりですかね。
秋分で昼と夜の時間がちょうど半分になり、
冬至までは少しずつ夜が長くなっていきます。
気がつくと、日が落ちるのもすっかり早くなってきていて、
夕方はちょっと気ぜわしくなってきましたが、夜長と思えば楽しいのも面白い。

秋分の日に、鎌倉山集会所で行われた森田真生さんのお話会に行ってきました。
独立研究者の森田さんのお話を伺うのは3回目です。
淀みなく3時間ほど話し続ける森田さんは
数学を幹に枝葉を広げいろいろな事を話されるのですが、
ふとした所で今自分が考えていた事のキーワードが見つかり、
毎回爽やかな風にあたったような、気持ちよさを感じます。
初めての時はただただ圧倒されたような所もなきにしもあらずですが、
今回は少しゆっくりと伺えたように思います。
「私(わたくし)する=I-ing 私を深める、広げる心を育てる。
 心を降り立たせる場所を作る」という言葉が特に響きました。 


森田さんの児童書を購入

サインをしていただきました
清く、深く!


そして、夏はお休みした野山の花の会を9月は1回ですが開きました。
私も生けて楽しみました。


お彼岸に彼岸花で秋色を透明感いっぱいに

黄土色の器に 黄葉で秋を



生けて飾ると秋の佇まい。
一気に部屋の中も秋めいてきました!
私の「心降り立たせる場所」は、花を生けているところ、ですね。





2017年9月10日日曜日

暦とともに#189 白露

白露。
昔の人は、草木に降りた露が白く見えることを、
夏から秋へ移ろう時期の目印としたそう。
まだまだ残暑の頃、朝晩の空気にふわりと秋を感じるような頃に白露を迎えます。
今年は9月に入ってから思ったよりも涼しく、
「あらら、秋が来ちゃったよ!!」みたいなスタートでした。
晴れて気温が上がってもからりと爽やかで、空の高さにも秋を感じます。

スポイルされて過ごした8月から9月を迎え、
ちゃんと仕事できるかな?という不安もありましたが、
少しずつ回復し、皆さんのお手を借りながら、
ひとつずつゆっくりと仕事もできてきてます。
ひとつ何かが出来るたびに、ホッとして、ちょっと自信が出て、
また次のことをやってみようという気持ちになってくる。
負のスパイラルから抜け出て、そんな時期になりました。
体と心、心身はひとつなんだなぁと改めて思う毎日です。

9月の最初は久しぶりの「花あわせレッスン」からスタート。
まだ市場に仕入れに行くのが難しいので、
那須の池田さんに全面的に花をお願いしました。
せっかくなので私も久しぶりに生けよう!生けたい!で生けました。


お茶の炭入れかごに初秋の景色を

ブリキの花缶に素朴に


どちらも夏の名残りと秋の気配と。
少し黄色味を帯びた日の光に映える花になりました。
花を生けるのは、本当に楽しい。生けてまた元気になって、感謝です。


そして、今年も作りました。「花のこよみ」2018年度版完成!
少しテクスチャのある紙になり、陰暦の下に数字も入れて月をわかりやすく、
花の名前に加え器の表記もしました。


ポストカードになる12枚セットです!

いくつかのインテリアショップでもお取り扱いいただきます。
またホームページなどにアップしますね。
そして私の方でも直接販売いたします。定価¥1400+税で¥1512です。
ご希望の方はホームページのコンタクトからお問い合わせください。
お待ちしてます!!
秋は思いの外急ぎ足ですから、どうぞ存分に楽しんでください。



2017年8月25日金曜日

暦とともに#187 立秋から処暑

8月のはじめに暦には秋がやってきて、終わりのころに処暑を迎えました。
今年の8月は、持病の先天性股関節変型症の人工関節置換手術を受け、
立秋のころ外は暑そうでしたが、病床にて秋の気配も夏の空気も実感のない生活。
退院して戻ってきたら、雨やら曇りやらゲリラ豪雨やらで、
夏空は何処へやらの気温も低めの毎日。
このまま夏が終わるのかしら??と思っていたら、
処暑どころか、厳しい残暑が戻ってきました。
しかしまだあまり外出もできないので、暑さの実感は少なめかな?
と季節感の薄い、不思議な8月を過ごしております。
そんな生活をしてみると改めて、
日々あたりまえの暮らしの中で、花を生けながら、自然を愛でながら、
私は季節を楽しんでいるんだな、というのが実感できました。

自宅に帰ると、7年前に主婦の友社より出版した
「花あわせノート」の中国版が届いていました。
表紙は変わっているのですが、中はそのままです。
本を作るときに「何年経って見ても、自分が好きでいれるものを作る」
「ずっとスタンダードなものを作る」というのを気持ちの核においてました。
届いた本をめくりながら、それはできたかな〜と思えたことが嬉しかったです。


最初の扉ページ


実用書ですから、中は誰もが買える花で構成していますが、
各扉や目次などはイメージ写真で、大好きな山の花やら枝木やらを生けました。
我ながら、やっぱり可愛いな〜〜〜と、笑。



那須の池田さんのダリア


市場に行けないので、レッスンの花を那須の池田さんに全面お願いしました。
そしたら、お見舞いにとカラフルなダリアを添えてくれました。
カラフルで可愛いダリアを見ると、元気も出て幸せな気持ちになりました。
たくさんの方にお心遣いをいただき、感謝しかないです。



白い壁に夏の日が影絵を作ってくれてます


まだまだ活動範囲が狭いけれど、些細なことにも季節を感じる
そんな気持ちの余裕がすこしずつ戻ってきたような。
普通なことが、当たり前のことが、奇跡なんだということを、
たった数日なのに、久しぶりに飲んだコーヒーが
泣けるくらい美味しかったことを、忘れないようにしようと誓った8月でした。