自分の写真
暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2018年6月24日日曜日

暦とともに#208 夏至

6月21日に夏至を迎えました。
日毎長くなっていく夕方にそろそろ夏至だもんなぁと思いながら・・・
その前を過ごして、いざ夏至の日は・・・
室内にいたので、19:30頃の帰り道「あら結構明るい」
「そうだ今日は夏至だった」と気がつきました。
そのあと見たSNSにはすごく美しい夕方の空がたくさんUPされていて、
見れなかったな〜〜と、ちょっぴり残念な気持ちに。
しばらくはまだまだ日長を感じる時季ですが、次の日から日が短くなって
夏の折り返しということになります。
梅雨も真っ只中で、そのあとに夏が来るというのが実感のところで
私にとってちょっと不思議なセンチメンタルがやってくる節気です。

その夏至の頃、野山の花の会:水無月を開きました。
瑞々しく、潤いたっぷり、そして爽やかに、私もいくつか生けました。







最後のは、6月の最初の花あわせレッスンの時の花がいくつか残っていて
切り戻し、水を変え、小さくなっても楽しんでいます。
すべての花が同じように保つわけではありませんから、愛おしんで、
整理しながら、少しでも長く楽しんでもらいたいなと思っています。
参考にしてみてくださいね!

6月18日の関西地方に大きな地震がありました。
私の生まれ故郷である地方は、山と海が近くておおらかな景色の場所です。
おてんばで、毎日外で遊んで過ごしていたように思います。
自分の生ける花の素は、そこで育った日々の心象風景にもあるように思います。
被災された皆様方に一日も早く平穏な日が戻りますことを祈っています。





2018年6月7日木曜日

暦とともに#207 芒種

関東地方も入梅を迎えました。
芒種は穀物の種まき、麦の刈入れ、稲の植え付けに適した時期と。
そんな頃に梅雨を迎えるのですから、まさに恵の雨なんだな、と思います。

入梅前の6月の最初の週末に奈良を旅してきました。
奈良といえば、あおによし。
あおによしは奈良の枕詞ということで、とにかくセットで浮かんできますが、
勝手に新緑の景色を思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか・笑。
2日間とも天候に恵まれ、修学旅行のような旅を楽しんできましたよ。

初日は奈良公園とその周辺をレンタサイクルで回りました。
興福寺、春日大社、森のような道を抜けて新薬師寺、東大寺南大門をくぐり、
大仏殿と大湯屋、二月堂、三月堂、ならまちに出て食事。













二日目はレンタカーで少し離れたところに。
慈光院、春日山原始林ドライブ、円成寺、最後に和菓子で休憩。







私は兵庫の出身で奈良に近いところで育ちましたが、案外行ってないのですね。
それで今回は奈良だけに絞った旅で、寺社仏閣と自然の景色が渾然となった
古都を満喫することにしました。
お宿は憧れの奈良ホテルに泊まり、なんとも大人の修学旅行、パーフェクト!!
いったいいくつの国宝や重要文化財を観たのか。
世界遺産の中をドライブできて、大好きな青葉の景色を楽しめたことも良かった。
改めて観た景色は、大きくてカメラフレームに収まらなくて、
口をあんぐり上を見上げること多く、なんだかスカーッとした気分です。
ほんの少し足を伸ばす新薬師寺、慈光院、円成寺は景観どれも素晴らしく、
国宝もあるのですが、人が少なくて静かで、とても良かったです。
紅葉も美しいでしょうが、私はやっぱり新緑派かも?!なんて思った旅でした。





生けたのは雨の季節の花木、美女柳と生徒さんからいただいた岡虎の尾。
たくさんの新緑を存分に楽しんだので、次は雨の季節を楽しみたいと思います。
しばらくは鬱陶しい毎日ですが、みなさん健やかにお過ごしください。