自分の写真
暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2015年3月30日月曜日

暦とともに#135 春分

春分もすぎ、3月も終わろうとしています。
東京ではあちこちで染井吉野が満開の見頃を迎えました。
我が家のリビングの大窓は花見の特等席に!!
どの季節もこの窓のからの景色が大好きですが、
桜の蕾が膨らみ始めると、なんとも言えない気持ちになります。
高揚感もあれば、切ないような気持ちもあったり・・・
とにかく気持ちが大きく揺れる季節です。
日本人の持つ「侘び寂び」ってことでしょうかね〜〜・笑。



ちょうど春分の頃、まだ3分くらい
少し色が出てきた頃が大好き!!

もう一匹の老犬が歩けなくなったので
今年は一匹と散歩の桜並木でちょっと寂しい


毎日の散歩でもいろんなものが咲いてきてます。
やっぱり大好きな花の木が続々と。
家の中にも春の花をちょくちょく飾って、春の幸せを感じます。


3月の最初は沈丁花から

御殿場桜、素敵です!

ケールにブロッコリーで
春の菜園のように生けてみた

さあ、ここからはぐんぐんと緑も勢いをまして、陽が伸びて、
初夏に向かって季節は動いていきます。

昼の陽が夜を追い越す彼岸過ぎ   綾


2015年3月13日金曜日

暦とともに#134 啓蟄

啓蟄ー冬ごもりをしていた虫が地中から這い出ること。
3月の最初にやってくる節気です。
ずいぶん大人になってから、
歳時記をピックアップして花を生ける雑誌連載でこの言葉を知りました。
ずっと「暮らしの花」がテーマですが、
こんな風に仕事を通して、それがより強くなってきたように思います。
なにか自分の花の核となるものを持つことが、必要であり必然でもあったのかな?
「啓蟄」の言葉を聞くと、そんなことをいつも思ったりする3月のはじめです。

ようやく春の兆しがあちこちに感じられるようになる時季には、
市場にも大好きな草花、枝ものがおめみえします。
今朝思わず「可愛い〜〜〜」と唸ってしまったのは「フキノトウ」
早速生けてみました。


フキノトウ〜みつ〜〜けた〜〜♪
歌っちゃいましたよ!



こちらも大好きなバイモユリ
緑が綺麗な楚々と咲く花



姫みずきも芽吹き、開花
陽に透ける黄色は早春の色


土を割り芽吹く草花、陽を浴びて膨らむ木々の芽、啓蟄の頃、
どれもこれも力強くて美しい。
春がきますね。