自分の写真
暮らしのそばにある花鳥風月を楽しむ毎日。めぐる季節、出会った自然、草花や木々を暦とともに紹介します。

2013年2月23日土曜日

暦とともに#92 雨水

「雨水」は雪がとけ雨に変わる時季。
ゆっくりと春の気配も近づいてきて、寒さの峠も越える頃です。
気温の低さは変わらないのですが、体感温度がなんだか少し上がったような・・・
この2、3日はそんなふうに感じてました。
洋服も、少し明るい色を着たくなったりしたのも、そんな時期だからかな?

駒沢公園の梅は咲いてきたかな?と
ふと思い、犬と一緒に、久しぶりに行ってきました。


マンサクが咲いていました



白梅



桃色の枝垂です



小さな梅林の梅はというと、まだ三分咲き程度です。
奥の方に黄色い花が見えたので、近づくとマンサクの花でした。
白梅、紅梅、枝垂と何種かがあるのですが、まだみんな楚々とした感じ。
でも、私的には見頃というのかな?
満開も素敵ですが、チラホラと咲く感じは大好きです。
澄んだ夕方の空と、張りつめた空気の中、小さな可愛い花にうっとり。

梅はどうしてだか、市場でもあまり出まわらないように思います。
お正月前に少し、それからロウバイが少し。リンショウ梅も少し。
なので生けることが少ない枝ものです。
そのぶんを梅林で、今年の梅を愛で楽しんでご満悦です!





2013年2月9日土曜日

暦とともに#91 立春

びっくりするくらい暖かかった「立春」の前後で、
おお!暦とともに春が来たか?と思うほどでした。
でも、2月は一番寒さが厳しい頃です。そう甘くはないよな・・・
と思っていたら、冷たい風が吹く2月に逆戻りです。
「寒の戻り?」いやいや、それは晩春になってから使う言葉ですね。
でもそう言ってしまいそうなくらいの寒暖差でした。

1月に生けたアオモジがやっと咲きました。
つぼみの頃よりすこし丸みが大きくなり、ふっくらはじけています。
よく見ないと分からない変化ですが、小さい変化を見つけると
みょうに嬉しいものですね。


鈴のようなアオモジの花



桜と無造作に


こちらはちょっと前に生けてみたコブシとサクラ。
コブシは「マグノリア」という英名で、大好きなモクレンの仲間の花木です。


ヒメコブシと桜


今はすっかり変色してます

白いシルクのような花ですが、あっという間に変色して、廃退的な姿に。
これはこれでなんだか素敵!
変化していく様を楽しむのも、花の愉しみ方のひとつですね。
三寒四温を繰り返して春が近づいてくる、季節の変化も一緒に愉しみましょう。